お金がない時でも諦めない口腔ケア

こんにちは!仙台つつじがおか歯科の岩本です。
先日は「成人の日」でしたね!
新成人の皆さん、おめでとうございます(*^o^*)

 

さて、学生さんも、すでに働いている方も、若いうちはどうしても「お金がない」ものです…。
私も若いうちは100円、いえ10円だって惜しんで毎日生活していました。ハブラシの毛先が広がってても、お金がなくて給料日まで交換できない…
なんて事も本当にありました。お口のケアは「毎日」続ける事が継続が大切ですから、そういった時でも諦めてほしくないのです。

じゃあ、サボるとどうなっちゃうのか?という事ですが、
10代後半以降は、むし歯だけでなく歯周病にも気をつけないと、将来的に歯が抜ける可能性がでてきます。
歯周病で歯が抜けそうになったり、または抜けてしまってから、さらにそのまま放っておくと、噛み合わせが崩れて次々に歯が抜けてしまう「口腔崩壊」が起きる危険性もあります。怖いですね。
特に、ご両親や、おじいさん、おばあさんから歯周病菌の種類が遺伝する事もありますので、ご家族皆さんで歯の状況について話し合うのも良いですね。少しでも気になる場合は、歯科医院に相談しましょう。

年を重ねても、同じように美味しくごはんが食べたいですよね。

で、本題ですが、お金をかけずに汚れを取るオススメの方法は、ズバリ「ゆび磨き」です。
ヌルヌルが取れるまで、清潔にした指を使って歯をこすります。奥歯まで優しくしっかりさわります。そして、歯周病予防のために歯ぐきもさわります。

ここまで読んで、え、気持ち悪ー!!と思う方は無理にやらなくていいです。
そして、細かい所までは取れませんので、仕上げにかならずフロス(ブリッジにした歯があれば、そこは歯間ブラシも)を使って下さい。
また、ハブラシによる歯の磨きすぎで歯がしみる場合のリハビリ用にも有効ではないかと思います。

この方法はエビデンスがなく、教科書にも載ってないので、あくまでハブラシがない場合の一時的な方法、また日頃のケアの補助的な方法としてやってみて下さい。
しかし年齢別に患者様にヒアリングした結果、これを継続してやってきたかどうかによって残存歯数に差が出ている気がします。

歯の表面のヌルヌルは、バイオフィルムという汚れの膜です。歯周病菌、むし歯菌はそれによって守られていますので、剥がせば良いのです。(強く行うと、それ以外の必要な組織までなくしてしまうのでほどほどに…)
そして、歯ぐきの活性化にもつながります。

ぜひやってみて下さいね(^_^)