こんにちは。
仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。
新年あけまして今年もしっかり診療をおこなっていこうと思いますので
よろしくおねがいします。
一月にはいりインフルエンザが猛威をふるっていますが皆さん体調管理はしっかりしていますか?
なにより予防が重要だと思いますので手洗い、うがいは習慣化したいものですね。
今日は歯科の予防の一つであるフッ化物洗口について説明していこうと思います。
まずフッ化物洗口とは永久歯のむし歯予防を目的にフッ化物を含んだ洗口液でうがいをする方法です。
主に0.05%フッ化ナトリウム溶液で洗口する週5回法
主に0.2%フッ化ナトリウム溶液で洗口する週1回法があります。
一回での洗口量は幼児で5から7ミリリットル、小学生からで10ミリリットルといわれています。
一分間お口の中でぶくぶくうがいをしてもらいます。
注意点としてフッ化物洗口が終わった後の30分間は効果を充分いきわたらせるため
うがい、飲食を控えたほうがのぞましいです。
安全性は洗口後の残留率は10%といわれたおり仮に一回分の洗口量を飲んだとしても
急性中毒がおこる危険性がないといわれています。
このようにフッ素はお口に中に与える影響として
1、歯の再石灰化の促進
酸によって溶け出した成分を元の状態に戻す効果
2、耐酸性の向上
フッ素は虫歯菌の出す酸の量を抑える働きがあり虫歯菌の働きを抑制する。
3、歯の強化
フッ素は歯の表面のエナメル質の成分と結びついてフルオロアパタイトという硬い構造をつくり
歯を丈夫にしてくれます。
こういった働きがあることで最近では保育園などで集団でフッ化物洗口を実施しているところが増えまたフッ化物洗口に加えかかりつけ医のところでフッ素塗布およびシーラント塡塞といった二重の予防もとられています。
歯磨き粉に関してもフッ素の含有量が以前よりも多く含んだのものも随時入荷しております。
フッ素にはこのようなむし歯予防に高い効果が得られる反面、人体に悪影響になるとも意見も耳にすることがあります。
ただ正しい知識をもち、使い方を誤らなければ決して人体に悪影響をおよぼすものではないと思いますので当院としてもこれから積極的にフッ素予防をすすめていこうとかんがえています。
春から保育園、および小学校に進学されるお子さんのことでなにか不明な点とかがあれば分かる範囲ではありますが質疑応答にこたえていきたいとおもいますのでよろしくおねがいします。