まさか自分が!【ブラキシズム】の恐怖

みなさん、こんにちは!仙台つつじがおか歯科の歯科衛生士 岩本です。

 

さて、本日は【ブラキシズム】についてお話します!

 

ブラキシズムとは、寝ている間に歯ぎしりでギリギリ歯をこすり合わせたり、日中・夜間に関わらず無意識のうちに歯を食いしばってしまう噛みしめなどの癖のことです。

 

『な~んだ、歯ぎしりか!家族に言われたことあるけど、別に放置しててもいいんでしょ?』

と思わないでください。ブラキシズムによって、様々な問題が起きてきます。

例えば…

①歯がすり減って、歯の中の組織が見えてきてしまいます。

②むし歯でもないのに歯がしみます。

③歯が割れてしまいます。割れてしまうと治療のしようがなく、残念ながら抜歯しなければならないことが多くなります。

④歯周病が悪化します。最悪の場合、抜歯せざるを得ない状況になります。

⑤顎関節症、口の周りの筋肉の痛み、あごのずれ、頭痛肩こりなど様々な器官へ悪影響を及ぼすこともあります。

⑥顔の形が変わってくることがあります。(左右非対称になる)

⑦そして、もしも歯を失って入れ歯になったとしても…意識しない限り、ブラキシズムの習慣は続きます。その結果、入れ歯が壊れることが多くあります。

もちろん、歯の被せ物や詰め物も同じです。

 

仙台つつじがおか歯科でも、ブラキシズムが疑われる患者様が年々増えています。

しかし、一般的に、自分でブラキシズムをしていると気づいている方はほとんどいないと言われています。やはり「自分では気づかなかった」とおっしゃる方が多いです。

 

あなたは、日中無意識のうちに噛みしめていたり、寝ている間歯ぎしりをしているとご家族に指摘されたことはありませんか?(音がしない夜間の歯ぎしりもあります)

また、鏡をご覧になった時、頬の内側や舌に歯の跡がついていませんか?

入れ歯が極端に壊れやすかったり、歯の詰め物が外れやすかったりしませんか?

 

ブラキシズムをやめるには、日常行動を見直すことが最も重要です。

また、就寝中に歯ぎしりをしている場合は、歯科医院で歯と顎の骨を守るためのマウスピースを作り、夜間にはめて寝るようにしましょう。

↓こんな感じです!

また、就寝時には高い枕を使わないようにし、体の緊張ができるだけほぐれる体位で休みましょう。

ほおづえをついたり、ひじをつくのをやめましょう。

咬む回数を増やし、丁寧に左右均等に少しずつ咬みくだくように食事をしましょう。

唇は閉じて、上下の歯は合わせないようにします。上下の歯は接触していないのが普通の状態です!特にスマホや携帯ゲームをするために下を向くと、上下の歯が接触しやすくなりますので意識的に離すようにしましょう。

 

歯を守り、明るい笑顔で楽しく人生を送っていただくために、ぜひ知っておいてくださいね!