歯科麻酔の偶発症について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。5月3日から6日まで実家の徳島に帰省するのが毎年恒例行事となっています。親に子供を会わせるのも一つの親孝行になるのかなと。生まれて育った地元を妻や子供にも見てもらいたい点もあるかもしれません。

さて今回は歯科麻酔の偶発症について説明していこうと思います。特に初めて歯科治療を受けられる方、過去に痛みを感じる治療を受けられた方、不安や緊張をしやすい方、ストレスに敏感な方など起こる可能性があるので代表的なものから挙げていきますね。

まずは迷走神経反射いわゆるデンタルショックです。麻酔時の疼痛や不安や緊張した中で行うことにより気分が悪くなったり意識が遠のくことがあります。徐脈や血圧低下が見られますが顔面蒼白になることが特徴で横になり酸素投与し時間をかけて経過観察していけば回復することが多いです。私が今まで診療の場で見受けられた症状では一番多いと感じます。

次に過換気症候群です。これも迷走神経反射と似ており不安や緊張に代表される歯科恐怖症の方に見られ若年層から中年層の女性に多くみられます。呼吸が浅くなることで頻脈や血圧上昇が見られます。対処としてはゆっくり呼吸をしてもらい命に関わるものではないという理解をしてもらうことが大切です。改善がない場合として袋を口にあて再呼吸をしてもらうこともあります。

次に局所麻酔薬中毒です。これは局所麻酔薬の血中濃度が急激に高まることでおこる症状です。麻酔薬を通常時より多く使用した場合や代謝能力が低下してる小児や高齢者に起こりやすいため年齢や体型を見極めながら行うようにしていきます。徐脈や血圧低下が見られるのでモニター監視下のもとで安全を確保しながら処置をしていきます。

最後に局所麻酔薬アレルギーです。アナフィラキシーショックとも呼ばれ起こることは稀ですが一番命の危険があるため早急な対応が求められます。麻酔薬、ラテックス、抗生剤、ヨード製剤でも報告がありバイタルサインの確認をして意識や呼吸の有無、必要ならエピベンを投与し回復するまで救急車の要請をします。

このようにあまり日常の診療では起こる可能性が低くても起きた時には医療従事者として早急に対応できるように日々気をつけながら診療を行なっております。

少しでも体調面に問題があったり、不安や緊張することがあったり、麻酔に対して聞きたいこと知りたい事があれば遠慮なくお問い合わせください。