歯周病が全身に及ぼす影響について

こんちには。仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

2026年も皆さんのお口の健康について分かりやすく説明していきたいと思います。

年末年始は作並温泉に一泊二日で行ってきました。到着するないなや熊出没騒動が起きており残念ながら露天風呂や館内施設に一部利用制限がかかっていました。朝食や夕食はビュッフェスタイルとなっていたので子供も妻も大満足していましたがまた春になって落ち着いた頃に行きたいです。

さて今回は歯周病が全身に及ぼす影響について説明していきます。

まずは糖尿病です。歯周病菌が歯周ポケットから全身の血管に移動することでインスリンの働きを阻害し症状が進行します。アセトン臭といった甘い口臭が特徴であり口渇感もでます。抜歯など観血的処置には感染リスクを伴うため血糖値の把握やHbA1cの値を事前に担当医に知らせるようにしてください。

次に脳梗塞、心筋梗塞です。歯周病菌により動脈効果が促進し詰まりやすい状態となります。通常の歯周治療は治療間隔を3ヶ月を基準にしていきますが高齢者になれば間隔をより短くし、菌が増えない環境を作っていきます。坑血栓薬を服用されている場合は抜歯など観血的処置には止血時間がかかることが予想されるため担当医に相談するようにしてください。

次に誤嚥性肺炎です。特にこれからの季節に多くなりますが歯周病菌が飲食などで唾液と一緒に気管内に入り込み肺炎を発症します。乾燥しやすい時期には喉のバリア機能が低下し、さらに起床時に歯ブラシをせずに食事や水分を摂取することで肺炎リスクが高まります。起床時できれば朝食前に一度口腔内を清潔にすることを意識し、ブラッシングを行う、またはうがいを複数回することで細菌数を減らして飲食をおこないましょう。

次に早産や低体重児出産です。妊娠中は歯肉炎になりやすくつわりなどで十分に口腔内を清掃することが難しくなる時期なので細菌が血管から侵入し子宮へ到達すると子宮収縮を早めるため早産や低体重児出産のリスクが高まります。安定期にはいった段階で体調をみながら虫歯や歯周治療をあらがじめ終わらせ、後期にはいるまでには口腔内が噛み合わせを含めて環境が整った状態にしておきましょう。

このように歯がグラグラする、歯肉から出血する、物がよく挟まるなどお口の代表的な症状とは別に全身にも歯周病は影響を与えるため定期的な歯周治療を怠らず継続していくことを推進します。治療で終わりではなく次の予防につなげましょう。