歯冠破折と歯根破折について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。普段の片道40分の自転車通勤で運動不足を解消しているつもりでしたが先日の定期検査で担当医から筋肉量の低下の指摘をうけジムワークを再開しました。2年ぶりにジムを訪れると見慣れないトレーニング器具が多くあり何から始めていいのか分からずトレーナーに初心者からできる体幹強化から始めました。効果を実感できるのはいつになるのかな。

さて今回は歯冠破折と歯根破折について説明していこうと思います。

まず歯冠破折は歯の頭の部分が割れた状態となり主に転倒などの外傷により歯に強い衝撃をうけた際に起こります。硬いものを噛んでしまったり虫歯の進行でも起こる報告がありますが症状として冷水痛や温熱痛が生じ、歯が鋭利になることで舌が傷ついたり唇にこすれて口内炎もできやすくなります。小規模に欠けた場合はコンポジットレジン修復を、大規模に欠けた場合は被せ物で補綴をおこないます。歯冠破折は早ければ歩き始めた1歳前後でも起こりうるため保護者の方はより注意が必要です。幼稚園や小学校になると遊具などの接触や衝突で起こります。

続いて歯根破折は歯の根の部分が割れた状態となり主に歯の神経をとった後に起こります。歯に栄養が行き渡らなくなり脆くなるのが原因です。第一大臼歯に代表される奥歯はもともと歯の負担がかかりやすいので前歯よりも破折しやすい報告もあります。生活習慣で歯ぎしりや食いしばりをしている場合も夜間就寝時に過大な力がかかるため事前にマウスピースで保護をしておく必要があります。症状としては歯と歯が咬合した際にビリっとした痛み、歯がグラグラ動く動揺、歯肉がプクっと膨れてくるような代表的なものが挙げられます。浅い破折であれば接着治療での処置も可能になりますが深い破折となれば抜歯が第一選択になります。歯周ポケットの値も限局的に深くはいるため検診時に発見されることもありレントゲン撮影で破折線も認められます。ただし縦に破折している場合レントゲン撮影で写りずらいためCT撮影での立体的にとらえるほうが確実です。

歯冠破折も歯根破折もまず早期に発見することが大切です。歯冠破折は目視での確認が比較的容易ですが歯根破折はレントゲンやCTでの精密検査での確認が必要ですので上述した所見や症状がある方は歯科を受診の際に相談してみてください。