口内炎について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

最近はインフルエンザの猛威も衰えて比較的おちついてきたのではないかと

そんななか気候も少しずつ春らしくなってきましたね。

さて今回は口内炎についての説明をしていこうと思います。

口内炎とは口の中やその周辺の粘膜におこる炎症の総称です。

口内炎ができる原因は様々です。代表的なものとしては

1、持続的な刺激によるもの

詰めもの、かぶせもの、入れ歯、矯正装置などが口の中にあたることで粘膜が

きずつくことでおこるといわれています。

また頻繁に頬を咬む場合も粘膜がきずつくので口内炎をひきおこす原因です。

詰めもの、かぶせものの尖った部分などをまるめたり、入れ歯の調整を適切におこない

矯正装置を付け直すことで改善がおこなわれます。

2、カンジダ菌によるもの

いわゆるお口のなかのカビによるものでプラークコントロールをしっかりおこない細菌数を減らし

うがい薬などを併用することでお口の中を清潔にしまた抗真菌薬を服用することで

改善がおこなわれます。

3、体の免疫力の低下によるもの

風邪をひいたり、寝不足になったり、ストレスがかかると体の免疫力が低下しておこるため

体調管理をしっかりし一日三食栄養補給をおこないおよび一日8時間以上睡眠をとることで改善が

おこなわれます。

4、ビタミンB2、B6の不足によるもの

皮膚や粘膜を守るビタミンB2、皮膚や粘膜の健康を維持するビタミンB6が不足することでおこ

るためビタミンB2を豊富ぬふくむ納豆、卵、乳製品、ビタミンB6を豊富に含むレバー、マグ

ロ、カツオを積極的に補充することで改善がおこなわれます。

5、お口のなかの傷によるもの

あやまってお口の中をかんでしまったりハブラシをあてすぎてお口のなかをきずつけてしまったり

することでおこるため軟膏をぬったりハブラシを適切におこなうことで改善がおこなわれます。

このように口内炎ができる原因が様々なのでもしお口の中の口内炎が気になるようでしたら

一度検診をうけてみてはいかがでしょうか?

口内炎は通常2週間程でなおりますがなかなか治らない場合口腔がんの可能性も考えられます。

1、2週間以上たっても口内炎が治らない

2、潰瘍のような赤い部分と白い部分が混在している

3、硬くて凸凹している

4、ぴりぴりした痛みをともなう

以上のような症状がある場合は大学病院の紹介となる可能制もあるのではやめの医療機関の受診をおすすめします。

なにか不明な点があればご遠慮なく連絡してください。