みなさんこんにちは⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝♪
つつじがおか歯科歯科衛生士の熊坂です。
そろそろ梅雨に入ると言われていますが、かなり暑い日々が続いております。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今日は私の悩みの種でもある『ブラキシズム』についてお話させていただきます。
『ブラキシズム』聞いたことはあるけど、説明して!と言われるとなかなかわからない方も多いと思います。
『ブラキシズム』には大きく3種類に分けることができます。
①「グライディング」
これは「歯ぎしり」と呼ばれているものです。
顎を大きくスライドさせることによって ギリギリ と音がします。音がする、ということはそれだけ大きな力がかかっています。
どれほどの力かご存知ですか?
力が大きい方でなんと70kg!!!
普段どんなにしっかり噛んでいても20~30kgと言われているので、ほぼ倍以上の力がかかっていることになります。
それだけ大きな力がかかっていると、もちろん歯も削れます。
奥歯のデコボコが削れてなだらかになったり、前から3番目の犬歯という尖った歯が平になってしまうこともあります。
それにより、顎が痛くなったり、知覚過敏のような冷たいものでしみる症状が出たり、虫歯ではないのに甘いものでしみることがあります。
②「タッピング」
これはカチカチカチと歯を小刻みに噛み合わせることです。
グライディング(歯ぎしり)に比べれば歯の削れる量は少量ですが、音が出る分気になるという人がいます。同部屋で寝ている人はカチカチという音が気になってしまうので、そういった人からの指摘で気づくことが多いです。
また、歯ぎしりは無意識下で起きるのが一般的ですがタッピングは意識がある日中にも起きることがあります。癖になっていることもあるので、タッピングしないように意識すれば大幅に改善できます。
③「クレンチング」
これは食いしばりと呼ばれるものです。
食いしばりは自覚症状が少ないのと、グライディングとは違い歯はほとんど削れないので一番気付かれにくく、発見も遅れてしまいます。
ここまで簡単にお話させていただきましたが、自分が歯ぎしりをしているかは分からない方がほとんどだと思います。
では次に、セルフチェックの方法についてお話させていただきます。
① 朝、顎の周囲の筋肉が疲労で痛む。
お口を開けるのが辛かったり痛みが出ます。
②噛み合わせが低くなる。
そうなると、顎への負担が大きくなってしまい痛みを感じやすくなります。
③犬歯が削れている。
尖っているはずの前から3番目の歯が丸みを帯びてきたり、平になったりします。
思い当たる節はありましたか?
ブラキシズムは放置してしまうと、歯が削れたことにより神経が出てきてしまい痛みが出たり、顎関節症になったりしてしまいます。
自分で治すことのできないものだからこそ!ぜひ!相談だけでも来院お待ちしております!