歯科と全身疾患➀

 

こんにちは!仙台つつじがおか歯科の

歯科衛生士の本田です( ´ ▽ ` )

暑かった夏も終わり、

涼しい季節かと思いきや、すっかり

肌寒い季節になりました。

 

私はこの間の連休で、タンスの中身を夏物から秋冬物にチェンジしました(^ω^)

個人的には夏より秋冬のほうが好きなので

秋冬物を着るのが楽しみです( ・∇・)

 

では今回は、歯科と関係する全身疾患についてお話しさせていただきます。

特に歯科医院へ来ることで起こる可能性がある疾患についてお話しします。

当院では、初診の(初めて来院される)方にカウンセリングを行っております。歯科医院へ来た経緯や主訴、歯科に対してのイメージなどをお伺いしています。

その中で歯科医院へのイメージをみなさんにお聞きすると、「痛い」「こわい」「音がイヤ」「痛いのにやめてくれなかった」「削られた」「抜かれた」「説明がなかった」などマイナスなイメージが多いのが現状です(´;ω;`)

実はこのように、マイナスなイメージがあることや、歯科治療に対する不安、緊張感や精神的ストレスなどで思いがけないことが起こることがあるのです。その代表の症状をお話しします。

まずは、全身疾患がない方でも起こる可能性がある症状です。

*血管迷走神経反射(脳貧血様発作)

歯科治療時に起こるもっとも発現頻度の高い全身的偶発症です。歯科治療に対する不安感、緊張感を原因とし、交感神経が緊張することで反射性に生じる副交感神経の過剰な反応によって起こります。顔面蒼白、冷汗、血圧低下、脈拍数減少といったバイタルサインを示します。適切な処置を行えば数分で回復します。

 

*過換気症候群

皆さんがご存知の呼ばれ方は過呼吸ですね。歯科治療に対する精神的ストレスや興奮、痛みなどにより呼吸が亢進し、その結果、血液中の二酸化炭素が過剰に排出されてしまうことにより生じます。血液中の二酸化炭素が減少することにより、意識の混濁、息苦しさ、口唇周囲や四肢のしびれ感、手指のテタニー症状(手をすぼめたような形)など様々や症状を示します。発症した患者さんの多くは、混乱してパニック状態に陥っており、呼吸困難などを激しく訴えますが、生命には危険がないことを理解し、落ち着いて腹式呼吸を行うことで通常はしだいに症状が回復します。また、昔から過呼吸には、紙袋などを口に当てて呼吸を促す……という方法が広まっていますが、実は低酸素症の危険があり、現在は積極的には推奨されていないので注意してください。落ち着いてゆっくりと腹式呼吸をすることが大事です。

 

歯科と全身疾患➁に続きます。