フッ素について

 

みなさんこんにちは!

仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の本田です(゚∀゚)寒い季節ですね。しかし最近のニュースでは今年の冬は暖冬だと知りました。日本海側でも積雪量が少ない可能性があるみたいですよ(^^)

 

さて今回はフッ素濃度についてお話しします。

現在日本で販売されている歯磨き粉にはほとんどのものにフッ素が入っています。用途によってはフッ素が入っていないもの(インプラント用など)もあります。

フッ素が歯に良いもの…ということは、みなさんもご存知かと思います(^^)しかし、何がいいのか…はご存知でしょうか??

 

フッ素は自然界にもある身近な元素です。フッ素はお茶や魚介類など多くの食べ物に含まれています。丈夫な歯をつくるだけではなく、骨をつくることにも必要なものです。

お茶や魚介類にも含まれていますが、お茶や魚介類をたくさん食べたからといって、むし歯予防にはなりません。むし歯予防になるほどのフッ素量は入っていないので注意してください。

フッ素の役割は3つあります。

①歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。

歯の組成にはカルシウムやリンがあります。カルシウムやリンが溶け出すことが脱灰といって、歯が白くなる症状です。むし歯…ではありませんが、むし歯の一歩手前の状態です。カルシウムやリンを歯に取り戻すことで、回復するといわれています。

②歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします。

お口の中には誰でもむし歯菌がいます。食事をすると食事の中に含まれる糖質を餌にむし歯菌たちが酸というものを作り出し、これらが歯を溶かす(カルシウムやリンを唾液中に放出してしまう)のです。その酸に対抗する強い歯にします。

③細菌の酸産生を抑制する

歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中に潜んでいるむし歯菌の働きを弱め、酸が作られるのを抑制します。

 

フッ素は、歯の質が弱い乳歯のときも、一生使っていく永久歯のときも必要なものです( ´∀`)

そして、フッ素は身体に悪い……ということを聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。もちろん使い方を守らなければ身体に害が出る場合もあります。しかし、みなさんが一度は飲んだことがあるお薬…例えば風邪薬なども、使用量を守らなければ身体に害が出る場合があります。それらと同じです。しっかり使い方を守れば効果を発揮します(^_−)−☆

では次の記事でフッ素の濃度についてお話ししますね( ´ ▽ ` )