フッ素濃度について

みなさんこんにちは!

仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の本田です٩( ᐛ )و

今回はフッ素濃度についてお話しします。最近私が投稿した「フッ素について」とも記事の内容がつながっていますので、合わせて読んでみてくださいね( ´ ▽ ` )

 

さてフッ素濃度とは……歯磨き粉によく「900ppm」や「950ppm」、最近では「1450ppp」と記載されているものもあります。それはフッ素量の記載になります。数字がバラバラなので、どの歯磨き粉を使ったらいいのか迷ったことはありませんか?ヽ( ̄д ̄;)ノ

 

フッ素の役割については別の記事でお話しさせていただきました。それに加えて、フッ素濃度とは…これを知ることでよりむし歯予防をすることができると思います(^^)

 

フッ素が身体に悪い……なんて聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。そもそも、フッ素以外にも、例えばみなさん一度は飲んだことがある風邪薬なども使用量を守らなければ、効果を発揮するそれ以上に、身体に害が出てしまう可能性もあります。しかし、使用量を守れば効果を発揮するものです。フッ素も同じです。

フッ素もお薬のようなものなので、中毒量や致死量というものは存在します。歯磨き粉にはフッ素濃度が記載されています。日本で発売されているフッ素濃度は1500ppmまでです。前までは1000ppmまででしたが、ここ数年で販売できるフッ素濃度が上がりました(^^)

例えば、体重20kgのお子さんのフッ素の中毒量(嘔吐や悪心などの症状がでる)は約40gです。販売されている歯磨き粉で900ppmというフッ素濃度の歯磨き粉が多いです。こちらは、歯磨き粉1g中にフッ素が0.9mg含まれているということです。そこで、歯磨き粉1本の量を確認すると、お子さん用の歯磨き粉から大人用の歯磨き粉まで約80g~140gのものが多いのではないでしょうか?

簡単に計算するために、歯磨き粉1本100gでフッ素濃度は900ppmのものとしましょう。その歯磨き粉にはフッ素は9mg含まれているということです。先ほど例にあげた体重約20kgのお子さんは、約40gのフッ素で中毒量となるので、この歯磨き粉を約4本と半分ほど丸飲みすると中毒(嘔吐や悪心などの)症状がでる……ということです( ・∇・)数字で聞いてもよくわかりませんね。私も混乱しそうです。笑

単純に考えると歯磨き粉がいくら好きでも4本と半分を丸飲みできることはできないでしょう。歯磨き粉に入っているフッ素とは、ごく微量なのです( ´ ▽ ` )

ですので、通常販売されている歯磨き粉では身体に害がでることはありませんので安心してくださいね(^^)

そして使うフッ素濃度については、6歳未満のお子さんは500〜950ppmです。そして7歳以上になったら1450ppmのフッ素濃度の歯磨き粉を使って大丈夫です。小さなお子さんにはまだ1450ppmは必要ありません。永久歯が生えてくる7歳頃から1450ppmの歯磨き粉を使ってくださいね( ´∀`)