歯石について

みなさん、こんにちは

仙台つつじがおか歯科の歯科衛生士の

本田です(`・ω・´)

年末には寒波がやってくるみたいで、最高気温が5度もない日があるみたいです。みなさん体調に気をつけてお過ごしください。

また、当院の今年の診療は、12月29日(土)までとなっております。年明けは1月5日(土)から診療が始まります。その間は、お電話もお受けすることができませんのでご注意ください。

さて先月の私が書いたブログで、歯石について少し触れたところがありました。ですので今回は歯石について詳しくお話ししたいと思います。

まず歯石とは、一般的には「歯の汚れ」という言い方をされることが多いと思います。しかし、歯の汚れ…とは色々なものがあります。例えば、着色(茶しぶ、ステイン)、タバコのヤニ……などです。これらは食生活、生活習慣によって歯につく汚れです。タバコのヤニであれば、ご自身や一緒に生活している人がタバコを吸わなければつくことはありませんし、着色もお茶や紅茶、コーヒー、赤ワインなど原因となるものを摂取しなければつくことはありません。

しかし、歯石はどうでしょうか?

歯石はどうしてつくのでしょうか?

みなさん、歯垢や歯石は聞いたことがあると思います。しかし、意外にもそれが一体何なのか…を知ってる方は少ないです。

 

まず、歯垢とは細菌の塊です。歯垢を食べカスと思っている方もいらっしゃいます。歯垢はお口の中にいる細菌が集合して塊になり、目に見えるようになった…という感じです。

そして歯石は、その歯垢が硬くなったものです。詳しく言うと、歯垢に唾液中にあるカルシウムやリン酸が沈着し石灰化したものです。歯に強固に付着し、歯ブラシでは取れません。ご自身で、つまようじや販売されている歯石を取る器具で取ろうとしても歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。歯垢が付着してから、早い方だと2〜3日で歯石になります。

どうしたら歯石がつかなくなるのか?それは簡単です。歯垢をしっかり取りきればいいのです( ´ ▽ ` )歯ブラシで落とすことができる歯垢さえしっかり取りきれていれば歯石が付着することはありません。

また、「歯石をとってほしい」というご要望で来院される方は多いです。歯石が直接、歯周病につながると言っても間違いではありませんが、少し違います。歯は通常、ツルツルしています。それにペリクルという被膜が歯を覆い、その上に歯垢がつき、そして歯石になります。そして歯石は表面が粗造(ザラザラ)で、その上にさらに歯垢が付着することで、歯周病や口臭の原因となってしまうのです。ですので、歯石は付着したら確かに除去しなければなりません。ただし、付着したらとればいいのではなく、付着させないということも大事なことです(^^)