みなさん、こんにちは!
仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の
本田です( ´ ▽ ` )
今回は、みなさんが聞いたことがある「むし歯や歯周病は子どもにうつる」についてお話ししたいと思います。
小さなお子さんがいらっしゃる方は、一度くらいは聞いたことがあるかもしれません。それゆえに、「子どもと、箸やスプーン、コップなどは一緒に使わない」や「チューはしない」など実践されている方は多いのではないでしょうか。
私も時々、質問をいただくことがあります。今回はみなさんにお話ししていることをまとめたような記事になります(^^)
まず、結論から言いますと、むし歯や歯周病はうつりません。
しかし、「むし歯菌」や「歯周病菌」はうつります。
ある意味、言葉の違いかもしれません( ̄д ̄;)しかし、正しいのは「菌」がうつるということです。親がむし歯や歯周病になっていても、100%そのお子さんもむし歯や歯周病になるとは限りません。しかし、むし歯や歯周病になる可能性(リスク)はあります。
まず、お口の中には誰にでも菌がいます。それは悪い菌だけではありません。もちろん、むし歯菌や歯周病菌のような悪さをする菌もいますし、常在菌といってお口の中のバランスを保っている良い菌もいます。菌がいない人はいないと言い切れるくらいです。
そして、お口の中にいる菌はいつ、お口の中に入ってきたのでしょうか?
それは歯が生え始めてからです。歯がまだ生えていない、誕生〜生後半年くらいまでは菌はいません。歯が生え始めるのは、ほとんどの方が、産まれてから生後半年〜8ヶ月ほどだと思います。その頃に、下の前歯の乳歯が生えてきますね(^^)家族にとっては大変喜ばしいことです( ^ω^ )
そして、「感染の窓」という言い方があります。約1歳7ヶ月〜2歳半くらいまでの間です。この間は菌がうつりやすい時期と考えられています。私はみなさんには多く見積もって3歳くらいまで…とお話ししております٩( ‘ω’ )و
この間に気をつけていただきたいことです。
①食べさせ方に気をつける
大人が使った食器を使わない、噛み与えをしない、フーフー冷ましをなるべくしない。等
②うがいのコップを一緒にしない
この頃は歯磨き練習期。コップは子ども専用に。
③お口へのチューに気をつける
意外と盲点であるスキンシップのチュー。ただし、神経質にならないように。
④ご自身の歯磨きを忘れずに
家族に菌が多いと感染しやすいと考えられています。お子さんのことばかり注意しがちですが、一番大切なのは一緒に生活している家族が感染源とならないようにすることです!