続けますね(・∀・)
お口の中はなかなか症状が出にくい場所だと思います。例えば、むし歯も程度があります。C0、C1、C2、C3、C4というもので、C0は初期むし歯やむし歯の手前と言われて、C1は小さなむし歯で症状はあまり出ません、C2は冷たいものや温かいものがしみたり痛みが出る場合もあります。C3以上は神経がダメになっている状態です。C0やC1では、状態が出にくいです。
歯周病もそうです。初期では、歯ぐきが腫れる、歯ぐきが赤くなる、出血がある程度です。痛みが出にくいです。そしてそのまま放置されれば、中度、重度と順番を追って悪くなります。歯周病は気づいたころ(症状が出始めてころ)には遅いと言われることもあります。
これらに早期に気づくため、そして予防するために定期検診があります。
定期検診は、歯の治療が終了し、良い状態を維持していくものであり、悪くさせてしまっては意味がありません。ですので、人によって、通院する間隔は違います。6ヶ月に1回の方もいれば、3ヶ月に1回の方もいます。同じお口の中をしてる人はいませんので、個人差が大きいです。
定期検診と言いましても、内容は、むし歯の検診、歯周病の検診、歯周治療(歯の周りのクリーニング)というような内容です。
1.むし歯の有無→検診(歯科医師)
2.歯周病の有無→検査(歯科衛生士)
3.磨き残しのチェック(歯科衛生士)
4.歯磨きのアドバイス(歯科衛生士)
5.歯周治療 歯の周りのクリーニング(歯科衛生士)
です(^_^)そして、当院では1年に1回お口の中全体が写るレントゲン写真の撮影を行っております。任意ですので、強制的に行うものではありませんが、レントゲン写真を撮ってわかることは
①歯と歯の間や詰め物の下など目で見えない場所にむし歯がないかどうか
②歯周病の骨レベルのチェック(骨吸収の程度)
③一度神経を取って根の治療をした歯に問題がないか、根の先に膿が溜まっていないか
④歯と歯の間など目に見えにくい場所に歯石がついていないか
などです。私たち歯科医療従事者にとってレントゲン写真の撮影は必須項目です。1年に1回撮影させていただけるとよりお口の中の健康管理ができます。レントゲン写真撮影自体は1分程度で終わり、そのあと先生から説明があるだけなので、定期検診の時間が大幅に伸びたりはしません。ぜひご協力ください。( ^ω^ )
なお、1年に1回ではなく、先生の判断で、部分的に写るレントゲン写真を撮る場合もあります。
③へ続きます。