スポーツは歯が命?!~スポーツと歯の関係~

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科をいつもご利用いただきありがとうございます!

みなさんは日頃から運動をしていますか?どんなスポーツでも力を発揮するために歯をグーっと食いしばったりしますよね?もしも、歯が痛くて強く噛めなかったり、歯を虫歯や歯周病で失ってしまったら・・・思うように歯を食いしばり力を出すことが出来なくなってしまうのでしょうか?今日はスポーツと歯の関係について調べてみたのでご紹介します!!

噛む力とパワーの深い関係

プロ野球選手が試合中にガムを噛んでいるのは、脳への血流を活発にして集中力を高め、より瞬発力を発揮できるようにするためだとか。スポーツをするときは、しっかり奥歯を噛み締めるとよりパワーが出ると言われています。

個人差もあると考えられますが、一般成人男子の総咬合力を測定したところ、90㎏.f(重量キログラム)であったという研究報告もあります。

スポーツ選手は一般の人と比べて噛む力が強くなっています。とくに、姿勢を安定させて集中力を高める事が大切なライフル射撃や、ボート競技の選手では、一般の人の3倍近くも咬合力があります。

 

噛み合わせが体のバランスを安定させる

噛み合わせは体のバランス感覚にも大切なことがわかっています。これは、歯と歯がきちんと噛み合うことで、頭の位置が固定され、腰の位置も安定するからです。

スポーツで歯を失う前に「マウスガード」を利用しましょう

スポーツの時に歯が折れたり、歯を失ったりする事故は少なくありません。接触するようなスポーツだけでなく、強く噛み締めたりするようなスポーツをする時も利用した方がいいでしょう。(先ほど書いたように噛み締めると歯にものすごい力がかかりますので)ボクシングやアメフトやラクロスなどはマウスガードが義務化されているようです。

マウスガードはスポーツ用品店などで市販されている既製品や自分で作る事ができるキットが売っていますが、マウスガードは自分のお口に合っていてこそ、有効性が発揮されますので、お口にピッタリ合った物を作りたい方は歯科医院で作ってもらいましょう!ただし、どこの歯科医院でも作れるわけではないので、事前に確認しましょう。また、健康保険が使えないので自費になります。

一流アスリートは虫歯が少ない?!

一流のアスリートの間では歯を大切にすることが常識となっているそういです。日本のトップレベルの選手を調べたところ、一般の人よりも虫歯が少なく、未処置の歯もほとんどないという結果のデータもありました。イチロー選手は一日5回も歯を磨くらしいです・・。

やっぱり歯がないとよく噛んで食べる事ができないので栄養もしっかり取れずアスリートには大問題ですよね。それに、スポーツはバランス感覚も大切です。ちゃんとした噛み合わせがないとこれも大問題です。総入れ歯の人に、入れ歯を外した場合と入れ歯をした場合で直立してもらって体の揺れを調べたところ、入れ歯をしているとほとんど体が揺れないのに、入れ歯を外すとかなり揺れ幅が大きくなる・・という調査結果もあります。これは、スポーツだけではなく、高齢者の転倒予防にもなりますので、もしも歯を失ってしまっても、入れ歯やブリッジやインプラントで歯を補うことを強くおすすめします。

(財団法人8020推進財団資料参照)

 

歯は大切

今日はスポーツと歯の関係について調べてみましたが、やっぱり歯はスポーツに限らず、生活全体に関わってくるので、1本1本大事にしないといけないと思いました。ちなみに、今健康な歯が揃っている方は噛む力が100%だとすると・・もしも歯を抜いてブリッジになったら50~60%、入れ歯になったら20~30%くらいしか噛む力が出せなくなってしまうそうなので注意しましょう。いつまでも若々しく健康で体を動かせるようにするためには、まずは歯を大切にすることからです!!