仕上げ磨きの注意点

 

こんにちは、仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の本田です。

今度は仕上げ磨きの方法について、お話ししましょう(^O^)

 

「仕上げ磨きを嫌がる」「させてくれない」「歯医者で歯科衛生士さんがやるとできるのに…」というご意見をよくいただきます。

仕上げを嫌がる、させてくれない、、、、

一体、何に原因があるのでしょうか?

 

 

お子さんが嫌がるのには、原因があると思います。もちろん、イヤイヤ期や、なんでも自分でやりたい時期……ということもあると思います。

 

しかし、それ以外にお母さんお父さんが思ってもみないことで嫌がっている場合があります。

 

まず1つ目は

「歯ブラシで驚いてしまった」です。

いきなり歯ブラシをお口にいれたら、びっくりしたり、こわくて嫌がるのは当然です。大人でも、もし突然歯ブラシを口の中に入れられたら、嫌がるというよりもちろんびっくりしますよね⁈(>人<;)お子さんは、大人よりも敏感です。最初は、歯ブラシを見せたり、指やガーゼや綿棒で、くちびる、ほっぺの内側、舌の横・先を刺激してみましょう。それができたら、歯ブラシでの刺激に進みます。

 

2つ目は、「息苦しい」です。

大人は歯磨きをしているとき、自然とお鼻で呼吸をします。しかし、お子さんはどうでしょうか?最初からお鼻で上手に呼吸ぐできる子はいません。ですので、歯ブラシをお口の中に入れているとき、息を止めているお子さんがいます。歯ブラシを入れる瞬間に息を吸い、口の中に歯ブラシが入っている間は、息を止めて、歯ブラシがお口から外に出たときに息を吐いて吸うという動作をしている可能性があります。実は、大人と比べて、お子さんのほうが呼吸数が圧倒的に多いです。成人の大人が1分あたりに行う呼吸数は、約18〜16回です。しかし、乳児は40〜30回、2〜5歳は30〜20回と2倍ほど吸って吐いてを繰り返しています。呼吸数が多いということは、1回の吸って吐いて…の時間が短いのです。=息を止めていられる時間も短いんです。お子さんの仕上げ磨きをしているときに、下の歯を全部、上の歯を全部……と磨いていませんか?お子さんが苦しくならずにすむ時間は、年齢+2秒と言われています。なので、たとえば2歳のお子さんであれば、4秒お口の中で歯を磨いたら、一度お口の中から歯ブラシを出してあげましょう( ^ω^ )

3つ目は「小帯が歯に近い」です。

お子さんや大人にかかわらず、誰でも上の歯の間に小帯という筋が存在します。お子さんは、これが歯に近い場合が多いです。これは、自然になくなっていくか、転んだりして切れれば良いのですが、このまま残ると歯並びに影響がでます。これに歯ブラシが当たると嫌がってしまうお子さんが多いです。こちらに歯ブラシを当てないように気をつけてみましょう。

全てのお子さんに当てはまるわけではありませんが、参考になればと思います(`・∀・´)