続 入園や入学時の検診について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

仙台での桜の開花予想が4月4日となっていました。
3月末にまさかの降雪で例年より少し遅い開花になりそうですね。
この時期は同時に花粉が飛びだす時期でもあるので外出時には
注意が必要ですね。
暖かくなってくると自然と外に出たくなるので休日で家族と
桜を見ながら散歩してみたいと思います。

さて今回は入学時の歯科健診の注意事項について説明していこうと思います。
まず小学校の入学時には
上下の前歯が乳歯から永久歯に生え変わる時期であるため
下の前歯の生え変わりが正常に行われているか確認をしていきます。
仮に生え変わっていなくても乳歯がグラグラして動揺していたり
乳歯の裏側から永久歯の存在が確認できれば経過観察をしていきます。

乳歯の動揺が見られるとその周辺に磨き残しや食べ残しが多くなるため
虫歯になりやすい環境が整うため前歯の歯と歯の間は特に注意が必要です。
仕上げ磨きをおこなっていない場合あわせて周囲の歯肉も腫脹や発赤がおきやすい歯肉炎に
なるため歯と歯肉の境目は注意が必要です。

中学校の入学時には
全ての乳歯から永久歯に生え変わる時期であるため
奥歯に乳歯が残存している場合にはレントゲン撮影をおこない
永久歯の存在を確認したり先天欠如がないかどうか確認をとります。
成長には個人差がでるため上顎第二大臼歯の萌出がなくても
一年前後は経過観察していくこともあります。

この時期では永久歯が虫歯になるよりも歯肉炎になる可能性があり
最後方臼歯の周囲の歯肉は鏡を見ながらのブラッシングで対応していきます。
栄養や休養をしっかりとることで免疫力がさがらないような体調管理も重要です。

高校の入学時には
全ての永久歯はもちろん親知らずの存在も確認していきます。
特に下の親知らずは斜めや横にむかって生えていることが多く
20歳以降になると完成するため抜歯をおこなうかどうか検討していきます。

この時期では上下の第一大臼歯から虫歯になてくる年齢でもあるので
特に溝の部分が黒くなってきている場合はかかりつけ医でのレントゲン撮影で
詳しくみて予防か治療の判断に入ります。

中学の入学時以降は一次成長が見られるため
歯並びや噛み合わせが気になる場合には矯正治療の適応かどうかの検討にもあわせて
入ります。

このように各年代によって検診で着目するポイントについて整理してみましたので
何かご不明点やご質問があればお問い合わせください。
よろしくお願いします。