こんにちは。
仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。
連日30度近くまで気温が上がり夏を感じるようになってきましたね。
この時期は梅雨でもありジメジメした蒸し暑さもあり体調管理にも
注意しながら頑張りたいと思います。
7月は祝日が休診日となるため15日が休診、17日が診療となりますので
ご予約をされる際には気をつけてください。
さて今回は虫歯や歯周病の進行に伴うお口の変化について説明していきます。
まずは虫歯との関係について
虫歯によって歯面にプラークが沈着することで歯が脱灰してまず白濁がおきます。
C0と呼ばれる要観察の状態です。
エナメル質まで進行した場合白濁から茶色く変色や黒く脱灰すると
C1の診断となりますが痛みが生じることは稀で予防が可能です。
象牙質まで進行した場合冷水痛や温熱痛が生じます。
C2の診断となりブラッシング時に痛みがでたり食事の時に物が挟まりやすくなります。
歯髄まで進行した場合自発痛が生じます。
C3の診断となり神経をとる抜髄が必要となり咬合痛がでるため
その患部で食事をするのが困難となります。
次に歯周病との関係について
歯周病の進行で歯の動揺がおきることで
初期の症状であれば歯肉の発赤や腫脹からの出血に始まりまだ動揺が気になるレベルでは
ないですが
中程度までなると歯肉の腫脹や発赤がひどくなり歯と歯の間に物が挟まりやすくなり
動揺もでてくることで噛み合わせに影響がでてきます。
重度まで進むと歯肉から出血や排膿や動揺が大きくなります。
グラグラになった歯の状態で抜歯が必要となる場合もあります。
特に臼歯部が脱落してしまうと前歯が外に倒れ歯が開くフレアーアウトをおこしてきます。
虫歯や歯周病の進行に伴いうまく咬合できない状態になると
食欲不振となり栄養状態が偏ります。柔らかいものや飲み込みやすいものを
食べることで顎の発達に遅れがでたり、体の成長にも遅れがでます。
さらに免疫力が落ちることで感染リスクが高くなり基礎疾患の悪化にもつながります。
いま現在お口の状態で虫歯や歯周病を放置した状態でいることで生活の質の低下を
起こしてしまいます。
なるべく早い段階で歯科の受診し治療や予防にはいるようにお願いします。