キシリトール

 

 

みなさん、こんにちは(^^)

仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の本田です。

今月の最初に、来月からの新年号が発表されましたね!予想外でした、来月から令和元年になるんですね(・∀・)きっと、日常的には大きな変化はないとは思うのですが、なーんとなくワクワクしますね。笑  私は平成生まれなので、自分の中で昭和は昔とか古いというイメージになってしまいますが、これから産まれてくるお子さんたちは平成がそういうイメージになるんでしょうか、、、笑 すごい時代です( ´ ▽ ` )

さて、お話はこれくらいにして 笑

今回はキシリトールについてお話をしますね。

キシリトールという言葉は、ほとんどの方が知っていると思います。キシリトールはむし歯にならない、歯に良いというイメージがあると思います。その通りです。(^^)

そもそもキシリトールとは、主に白樺やブナ、トウモロコシの穂軸などに含まれるキシランという多糖類を構成するキシロースを還元し、生成されます。糖質であるキシロース由来のため、糖質系甘味料に分類されますが、通常は、工業的に酵素反応により生産されるので、人工甘味料という誤解があるかもしれません。甘味は、砂糖とほぼ同程度をもつ一方でエネルギーはその75%と低く、口の中で溶ける際に熱を吸収する性質から、摂取すると爽快感や清涼感があり、くどさのない甘みが特徴です。そのため、アメやガムに配合されていることが多いです。

キシリトールは、インスリンとは無関係に代謝され血糖値の上昇がないため、糖尿病患者の食事に活用されています。また、むし歯菌の栄養源にはならず、お口の中の健康状態の維持(むし歯菌を増やさない)に影響があるということで、他の糖質系甘味料に比べてむし歯予防効果が見込める数少ない甘味料とされています。

しかし、キシリトール(糖アルコール)は、消化酵素で消化されず大腸へ移行するため、腸管内の浸透圧が上昇することで、腸管の水分吸収が抑制され、腸管内へ水分が引き込まれることにより、下痢の誘発や腹部の不快感(お腹がゆるくなる)という副作用を生じることがあります。緩下剤を服用している場合や、小児が摂取する場合は注意が必要です。例えば、当院で販売している、しまじろうのキシリトールタブレットがあります。こちらは、パッケージの裏側に1日の摂取制限が書かれています。ご購入される方に口頭でもお伝えしていますが、必ず守りましょう(^O^)