お口、ポカンと開いていませんか?

 

こんにちは、仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の本田です(*^o^*)

 

冬のインフルエンザが落ち着き、すっかり花粉症の季節です。しかし、その花粉症もそろそろ落ち着いてきた方もいるのではないでしょうか?

2018年冬〜年が明けて2019年冬、インフルエンザが今年も大流行しました。

インフルエンザのウイルスは、鼻やノドの粘膜から侵入して増殖し、ノドの痛みや咳、鼻水に、急激に進行するため、高熱や全身の倦怠感をもたらします。

予防法には日常的な手洗い、うがい、それにマスクの着用などが挙げられます。

 

さて、ここでお子さんのお口、ポカ〜ンと開いていないでしょうか?口が開いているとインフルエンザや風邪に罹りやすいと言われますが、どうしてでしょうか?

ウイルスの大きさは、約0.01μm(1μmは1㎜の1000分の1)です。粘膜という粘膜のどこからでも侵入可能な大きさになります。

このウイルスの侵入を防ぐのが、鼻腔の役割です。鼻腔はさまざまな防御作用を持っています。入り口には鼻毛が生え、鼻腔、喉頭、気管などの粘膜には線毛上皮細胞があります。この線毛上皮に加え、粘液で満たされ、ここに塵やほこり、細菌、ウイルスが付着しますが、ベルトコンベアのように異物を運び、体外に排出します。

しかし、鼻腔中の温度が低下すると、線毛のはたらきが鈍くなります。また、肺も冷気に弱いです。つねに吸った空気を鼻腔で温める必要があるのです。

 

インフルエンザは乾燥に強く、湿気にとても弱いです。なので夏には流行しません。

口呼吸では、乾燥した空気が直接ノドの奥の粘膜まで侵入するため、ウイルスが過ごしやすいのです。しかし、鼻呼吸では湿気のバリアのおかげで、ウイルスから守られます。鼻呼吸は天然のマスクといえます(^^)

ウイルスが小さいならマスクは無意味??と思う方がいるかもしれません。インフルエンザウイルスは、空気中に浮遊しているのではなく、塵やほこり、に付着して漂っています。塵やほこり、についたウイルスは、マスクを通ることができません。さらにガーゼマスクであれば、マスクそのものに咽頭部の加湿効果がありるのでウイルスの侵入を抑えることができます。

最近ではぬれマスクが販売されていますね。夜の間、吸う息に含まれる水分が気道全体に行き渡って加湿されます(^^)

ノドが痛い咳が出るなど、風邪やインフルエンザにかかりそうなときこそ行うといいでしょう。

そして、この時期は、ウイルスに加え、花粉も飛んでいます。花粉対策としては、やはりマスクをすること、専用のメガネをかけること。そして、外に出かける服は、ツルツル素材で花粉がつきにくいものを選ぶといいそうです!