歯磨きのタイミング

みなさんこんにちは⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾
仙台つつじがおか歯科歯科衛生士の熊坂です⌣̈⃝ ♡ ⌣̈⃝ ♡

最近は5月とは思えない気温の上がりかたで何を着ればいいか分からない日が続いています(´×ω×`)
みなさんは体調崩していませんか?

最近みなさんの歯のクリーニング(歯周病治療)を行ったあとに、
「て歯を磨くのは30分後って聞いたんですけどほんとうですか?」
と聞かれることがあります。

確かにどうなんだろう?と思い調べてみました。

「歯みがきは食後30分経ってから」言い替えれば 「食後30分間は、歯みがきをさける」ということです。

これは実はむし歯ではなく、酸蝕症の話だったそうです!
むし歯は、お口の中のむし歯菌が食事の中の糖質を分解して酸を作り、歯を溶かす病気です。
下のグラフ(ステファンカーブ)のように食後3分ぐらい経つと、プラーク(歯垢)中の酸性度が下がり、その後40分ぐらいの間に唾液💦の持つ「酸を薄める作用🔹」や「中和する作用🔹」で元のレベルに戻ります。

ここで間食をあまり多く取ってしまうとむし歯になりやすくなってしまうので、注意してくださいね!

一方、酸蝕症は酸性の強い柑橘系のくだもの🍋🍊やお酢🥤、炭酸飲料🍹が長時間お口にあることによって歯🦷自体が溶けてしまう病気です。

つまり、むし歯とはジャンルの異なる病気です。むし歯菌がつくる酸の影響を表すステファンカーブでは説明ができません。

「食後30分間は、歯みがきをさける」という情報は「むし歯」ではなく「酸蝕症」についてで、注意の内容も「食後」ではなく、酸蝕症をひきおこす力が強い
「酸性食品を摂取した直後」がもとの表現だったようです。
つまり、むし歯予防の対策は当てはまらなそうです。

酸性の食べ物や飲み物を摂ったら念の為、すぐにお水でうがいをしたり、ダラダラ長時間飲んだりしない。お口の酸性度を緩和するのを意識するようにすると良いと思います。
ダラダラ食べは虫歯予防にもなりますしね!

さらにむし歯予防のためには、30分待っての歯磨きでも構いませんが、待ってる間に歯磨きを忘れるくらいならすぐに磨いてしまいましょう!٩(ˊᗜˋ*)و
フッ素を配合した歯みがき剤も使用するとさらに効果がありますよ( ‘ω’ و( و”♪⋆*✩⑅

インターネットやテレビは情報が広くスピーディに伝わるというメリットがありますが、ときに情報が部分的に強調されたり、誤解を招く表現が一人歩きしてしまうリスクもあるので、全てを鵜呑みにしないようにしましょう!