歯の脱灰について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

6月も中旬を過ぎ、日も長くなってきましたね。

プロ野球では交流戦も始まり仕事終わりに楽天生命パークに

足を運んで応援をしたりしています。

楽天はここまで好調を維持しているのでこのまま6月7月と

順調に勝ちを積み重ねていってほしいですね。

 

さて今回は歯の脱灰について説明していこうと思います。

その中でも酸蝕歯についての話をしていきます。

では酸蝕歯とは一体どういうものなのか

歯は主に表面からエナメル質、象牙質、歯髄という順番で覆われています。

この歯の表面のエナメル質が酸によって溶けてしまう状態のことをいいます。

 

酸蝕歯の特徴として挙げられるのが

1、知覚過敏

エナメル質が溶けることにより冷たいもの、温かいもの、甘いもので

しみやすくなり知覚過敏をひきおこします。

2、歯の変色

エナメル質が溶けだすことにより中の象牙質の色が透けて褐色に

変色することがあります。

3、歯の透明化

おなじく歯の表面が溶けだすことでエナメル質がうすくなり

透明化していきます。

4、歯の形態の変化

おなじく歯の表面が溶けだすことで歯の表面がざらついたり

歯が丸みをおびたり、症状が進行することで亀裂、くぼみなど

が生じることもあります。

その結果、より虫歯になる危険性があがるといわれています。

 

酸蝕歯になりやすい食べ物としては

柑橘類のレモン、リンゴなど

炭酸飲料のコーラなどが挙げられます。

 

ではどういう方法で予防、治療していくかというと

予防法として

1、ダラダラ食べを禁止する

間食など間をあけずに食事をとることで脱灰がすすむため

しっかり決めた時間に食事をすることをこころがける

2、歯ブラシおよびフッ素塗布

一度脱灰した歯でも時間をおけば再石灰化するので

食後の歯ブラシをしっかりおこないかつフッ素含有量の多い歯磨き粉を

併用することでより再石灰化をうながすことができます。

 

治療法としては

1、知覚過敏の処置

症状がでている歯に知覚過敏のお薬を塗布して

症状を改善させます。

2、詰めもの、被せものの処置

溶けてしまった部分に詰めものをしたり

くぼんでしまった部分に被せものをして

歯の形態を回復します。

 

このように最近の食生活の変化にともない

酸蝕歯とおもわれるケースが増えてきています。

なにか前述した内容におもいあたることがあれば

一度かかりつけ医での診察をおすすめします。

当院でも酸蝕歯についての相談もおこなっておりますので

ご遠慮なくお問い合わせてください。

よろしくおねがいします。