夏休みの小児の予防について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

6月も後半に入り梅雨らしい蒸し暑い日が増えてきましたね。

外出される時は熱中症にならないように

紫外線対策や水分補給をしっかりとるようにしてくださいね。

7月に入ると夏休みをむかえる時期です。

最近歯科検診の結果を持参して来院してくださる患者さんも

増えている事より今回は小児の予防について改めて説明していこう

とおもいます。

まず小児の予防には

 

1、虫歯の予防

保育園、幼稚園のお子さんは乳歯が生えそろってくると

前歯の歯と歯の間、歯と歯茎の境目、

奥歯の歯の溝の部分に汚れがたまりやすくなります。

 

この状態を放置してしまうと虫歯になる危険性があるため

前歯には歯ブラシの毛先がしっかりあたっているかどうか

染色液をつかって汚れがたまりやすいところ、磨き残しが多いところを

染めて本人、保護者に歯ブラシ指導をおこなうことがあります。

さらに奥歯に関してはシーラントといった歯の溝を埋める材料で

予防効果を高めることをおこないます。

 

小学生からは永久歯も混在してくることで

萌出したばかりの歯はフッ素を取り込みやすいので

フッ素塗布をおすすめしています。

 

2、歯肉炎の予防

先ほどの続きで虫歯の予防の他に

歯茎が赤くなったり出血したりする歯肉炎の予防も重要です。

ここでは保護者の仕上げ磨きをより細かく丁寧におこなってもらい

特に就寝前に仕上げ磨きを徹底してもらうように指導しています。

歯肉炎の放置が大人になり歯周病に移行する原因となる可能性があるので

早いうちから予防しておくことをおすすめします。

 

3、歯列不正の予防

歯と歯が重なった状態(叢生)

歯と歯に隙間ができた状態(正中離開)

上下の前歯が隙間ができた状態(開咬)

など歯列不正により

歯ブラシがあてにくい環境になると虫歯の危険性があがり

お口の中が乾燥しやすくなり歯肉炎の危険性があがり

また発音障害、構音障害などがおこる可能性があります。

症状の進行具合によっては矯正歯科を受診し歯列矯正に

はいることがあります。

 

このように虫歯、歯肉炎、歯列不正を早期に予防することで

これから夏休みをより健康的にすごせることにつながります。

7月中旬から夏休みにはいるこの時期に一度歯科を受診し

予防から始めてみるのもいいとおもいます。

なにか歯科検診の結果でご不明な点などがあれば

検診結果持参していただければその説明をおこない

予防、治療にうつることも可能です。

よろしくおねがいします。