歯の周りの組織

みなさん、こんにちは

仙台つつしがおか歯科、歯科衛生士の本田です。本格的な梅雨の時期になりましたが、今年は梅雨入りも遅かったみたいですね(´-`.oO暑いのにプラスしてムシムシすると考えるとほんとにイヤです。

体調管理をしっかりしていきたいですね!

さて今回は、歯の周り(以下:歯周組織)について歯周病を絡めてお話ししていきたいと思います。

みなさんは、歯周組織はどうなっているのか、どうして歯周病になるのか、を知っていますか?(^^)

これを知っていると、歯周病の予防がしっかりできると思うんです!!逆に知らないと、年齢とともに歯ぐきが下がり、歯が揺れ、歯が抜け落ちて、入れ歯になり、食べ物が食べられなくなり、、、、という歯周病の末路までまっしぐらな可能性もあります:(;゙゚‘ω):

歯周組織は、このようになっています。

横から見ると、歯に歯ぐきがくっついているような感じですね。このくっついている部分は、組織に分かれます。

歯肉溝、上皮付着、結合組織付着と分かれています。これらは、全て1㎜ずつとされ、これは歯周病になった歯ぐきでも組織の編成自体は同じだとされています。

歯肉溝とは、1㎜程度の歯と歯ぐきの溝で、よく歯周ポケットと言われることもありますが、=(イコール)ではありません。しかし、歯周ポケットが1㎜だったら健康な歯ぐきだと思います。しかし、1㎜だけが健康と考えたら、日本人は全ての人が歯周病ということになりそうです_:(´`∠):事実、日本人の成人は8割がもうすでに歯周病だという報告もあります。

これに加えて、歯周ポケットとは、歯肉溝よりポケットが深くなったところです。健康な状態であれば歯周ポケットと呼ばなくていいのかもしれません。

次に上皮付着です。これは、歯や、歯ぐきの下にある骨(歯槽骨)にしっかり付着した部分の組織です。非可動性の部分です。

次に結合組織付着です。これは、歯の根っこと直接付着する部分です。これが破壊されるのが歯周病になります。

細菌によって、歯から歯ぐきが剥がれ、歯周ポケットがどんどん深くなり、支えがなくなった歯が揺れ始め、最後には抜け落ちる…

なんとも怖い病気ですね_:(´ཀ`」 ∠):

細菌が、、、と考えるとあまり想像がつかないかもしれません。当院では、細菌の検査を行っております。お口の中から歯垢を取り出し、顕微鏡にかけてどんな細菌がいるかを患者さん本人と一緒に確認していただいています。

今まで見たことない!とショックを受ける方が多いのですが、細菌は全ての方のお口の中に存在しています。簡易的な検査で、精密な検査ではないので、これが全てではないのですが、自分のお口の中の細菌を見るとみなさん歯磨きに対しての意欲が増します٩( ‘ω’ )و

ご予約が必要なので、ぜひお電話下さいね。