生活習慣と歯周病について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

ゴールデンウィークの天気予報をみてみると
5月3日から5日までは晴れで6日から雨予報になっていましたね。
私は毎年家族と徳島に帰省をおこない
親や友人に会って英気を養っています。
昨年より1日多く帰省ができそうなので
妻と子供には徳島を満喫してもらいたいです。

さて今回は生活習慣と歯周病について説明していこうと思います。

まずは飲酒と歯周病の関係性について
この時期は特に新人歓迎会や入社式などでお酒を口にする機会が増えますね。
飲酒自体が悪いというわけではないのですが
長期間ダラダラと飲む事によってお口の中が酸性に傾き虫歯の進行につながったり
アルコールによってお口の中の唾液が揮発することで乾燥しやすくなり
歯周病菌が増える事で進行が起きます。
アルコールを摂取すればするほど血管拡張作用により血流が良くなり
すでに歯肉炎や軽度の歯周病を罹患している場合は歯肉の炎症が進行し
症状が重症化しやすいので注意が必要です。

次に喫煙と歯周病の関係性について
アルコール同様に喫煙の影響で口臭の悪化や歯肉への色素沈着や味覚感度の低下などの
報告があります。
喫煙者は禁煙者に比べて5倍から6倍ほど歯周病になりやすいといわれ
本数が多くなればなるほど重症化が進みます。
血流の悪化や免疫力、回復力の低下もあり
一酸化炭素の存在で赤血球に酸素を運ぶのが阻害され、またニコチンの存在で
血管収縮作用があり老廃物が排出できなくなります。
その結果、歯周病が進む形となります。

免疫力や回復力の低下でさらに進行が早くなり治療を始めても治癒過程が遅くなります。
周囲への影響も懸念され副流煙でご家族などにも歯肉炎や歯周病に罹患しやすくなります。

いきなり禁煙するのが難しい場合であれば本数を減らす努力や禁煙外来を受診して
専門家からのアドバイスをうけることをおすすめします。

このように飲酒や喫煙をすることにより歯周病が進行することで
歯が動揺してうまく食事ができないケースや歯肉からの出血で歯ブラシするたびに
痛みをともなうケースなどお口のトラブルにつながります。
健康な生活をおくるため
大切なご家族を一緒にすごす時間を多くするために
この機会に生活習慣を見つめ直してはどうでしょうか。

なにかお口のことでお困りの方は当院までお問い合わせください。
一緒に解決にむけて進んでいきましょう。