引っ越しや転勤をされた際に

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

4月後半からいよいよゴールデンウィークが始まりますね。
行楽地で過ごす方、自宅でゆっくりくつろぐ方、皆さんそれぞれの休暇を
楽しんでくださいね。
当院は4月28日29日、5月3日から6日まで休診となるためご予約をいただく際に
診療期間に注意してください。

さて今回は引っ越しや転勤をされて前の医院からの治療を引き継ぐ際の注意事項に
ついて説明していこうと思います。

まずは歯周病の経過です。
年齢とともに歯周病は進行していきますが前回治療をうけてから半年以上経過してしまうと
歯垢や歯石が沈着して進行が進むことが予想されます。
少なくても3ヶ月に1度は検診からの歯周治療の継続が望ましいです。
特に糖尿病など基礎疾患をもたれている方は間隔をもう少し短く受診してもらっても
大丈夫です。

次に虫歯の経過です。
自然治癒が期待できないC1以上の虫歯であれば
定期的にレントゲン撮影をおこない歯と歯の間の隣接面、歯の溝など
虫歯の好発部位をチェックしてもらい
C1にとどまる虫歯であれば予防的処置
ブラッシング指導を中心にすすめ進行が進まないように予防し
C2以上に進行した場合には詰め物や被せ物をして修復していきます。
注意しなければいけないのは
C3以上の進行した虫歯を放置することで本来保存できる予定の歯が
抜歯する方向になる可能性があるため
根管治療途中になっている歯があれば速やかに治療の継続をお願いします。
万が一に根管治療で改善が難しい場合でも
外科的に歯根端切除をおこない保存できることもあるため
担当医との相談で決めていきましょう。

最後に詰め物や被せ物の経過です。
セットして数年以上期間が経過しているものは
二次カリエスといった詰め物の中で虫歯が進行したり
耐久性が脆くなって一部が欠けてしまったり取れてしまうこともあります。
詰め物であればレントゲン撮影で二次カリエスの有無の確認を
被せ物であれば根尖病巣の有無の確認をして
最近では保険治療で奥歯を白くできる範囲が増えてきているので
最終的な補綴をどうするのか判断していく必要があります。

このように歯周病や虫歯や詰め物や被せ物は
定期的に歯科を受診していくことで早期発見できのちの予防や治療に
つなげることができます。
もし引っ越しや転勤などで環境がひと段落したら近くの歯科医院での
治療の継続をおねがいします。

何かご不安やご不明な点があればお問い合わせください。