歯周病の進行について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

8月も後半にはいり夏から秋へと少しずつ涼しく

なってきましたね。

今年の夏は昨年のような暑い日が少なく

私としては過ごしやすい感じがありました。

季節の変わり目は体調を崩しやすくなるので

体調管理には気をつけていきたいものですね。

 

さて今回は歯周病の進行と治療について説明していこうと思います。

1、健康な状態

歯茎がピンク色でひきしまっている状態で

歯ブラシやデンタルフロスを通しても出血がなく

歯周ポケットの深さの目安は2ミリまでといわれています。

 

2、歯肉炎

歯茎が赤く腫れた状態で

歯周ポケットにプラークがたまることで

歯茎に炎症を起こし歯ブラシやデンタルフロスを通すことで出血がおき

歯周ポケットの深さの目安は2ミリから3ミリです。

治療法としてはプラーク除去をおこない

正しい歯ブラシ指導をおこない

歯の汚れがつかないように、歯茎が腫れないように予防していきます。

 

3、軽度の歯周病

歯周ポケットにプラークがたまることで

歯茎の炎症が拡大し歯茎が腫れるのと同時に

歯槽骨が溶けてきます。

歯周ポケットの深さの目安は3ミリから5ミリです。

治療法としてはプラーク除去に加え縁上歯石の除去もおこない

柔らかめの歯ブラシへの変更などをおこないます。

 

4、中等度の歯周病

歯茎の炎症が拡大し歯茎の腫れ、歯槽骨が溶けることが進むことで

歯が動揺していきます。

歯周ポケットの深さの目安は4ミリから6ミリです。

治療法としては縁上歯石に加え縁下歯石の除去をおこない

歯磨剤を歯周病ケアへの変更および含嗽剤の併用をおこないます。

動揺する歯を接着剤で固定することもあります。

 

5、重度の歯周病

歯茎の腫れ、出血に加え歯周ポケットからの排膿がおき

歯槽骨の喪失が著しく歯がおおきく動揺し保存するのが

困難となります。

歯周ポケットの深さの目安は6ミリ以上です。

治療法としては

縁上歯石、縁下歯石の除去、動揺歯の固定をおこない

歯周治療の間隔を短くしていきますがそれでも改善が

みられない場合は抜歯になるケースもあります。

 

このように健康な歯茎の状態から

歯肉炎、歯周病へと症状が進むにつれて治療法も

かわってきますがまず基本となるのが予防処置です。

セルフコントロールによって日常の歯ブラシを習慣付け

プロフェッショナルコントロールで歯ブラシで取りきれない歯垢、歯石を除去し

定期的にかかりつけ医を受診しお口の現状を把握することが重要です。

なにか歯周病のことでお困りのかたは

お問い合わせください。

よろしくおねがいします。