なぜ犬歯は黄色くなりやすいの?

みなさん、こんにちは!仙台つつじがおか歯科の歯科衛生士、岩本です。

皆様お元気でしょうか?

最近朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。

お口の定期管理を受けていただくことにより、口腔内細菌を減らし、お身体の感染症の予防にも効果がありますので、この季節はぜひ歯科医院へお越し下さい。

 

さて、本日は歯の色とホワイトニングについてのお話をしたいと思います。

歯が黄ばみが気になるのでホワイトニングをしたい!というお声をいただく事は多く、中でもよく患者様からご質問をいただくのは、『犬歯(けんし)だけ黄色いのはなぜ?』という事です。

犬歯とは、前から3番目にあり、「八重歯」とも言われます。歯というのは、基本構造は同じでも、前から何番目の歯なのかによって、お口の中での役割が違うため、各組織の構成比まで微妙に異なります。

例えば、物をすりつぶすためにどっしりした形をしている奥歯に比べて、前歯は物を噛み切るために縦長で歯全体が薄い形で、歯の一番外側を覆っているエナメル質も薄めです。

中でも犬歯は、エナメル質がもともと薄く、中に隠れている黄色い組織(象牙質と言います)が透けて見えやすいのです。

また、犬歯は食事の時にあごを横に動かす時のガイドになるので、他の歯よりもかみ合わせの力がかかりやすい歯です。

エナメル質は、引っかくような傷に対しては強いのですが、反面、衝撃には弱いので、かみしめや噛む刺激などにより、犬歯のエナメル質は他の歯よりも薄くなってしまいやすいのです。

また、加齢に伴ってエナメル質、象牙質ともに経年的に黄色味を帯びてきますので、だんだんと黄色く見えてしまうのです。

 

 

エナメル質を再生させたり、一度黄ばんでしまった歯を、真っ白に戻す事は難しいですが、ホワイトニングにより黄色みを薄くする事はできます。

当院では、コーティング効果もあり歯に優しく、お色味も実感していただきやすい『ポリリン酸ホワイトニング』メニューを導入しております。

犬歯の黄ばみは、ホワイトニングでもなかなか落ちにくいです。何度かホワイトニングを繰り返し受けていただくことによって、初めて効果を実感される方も多いです。

そこで、患者様ご自身のビフォーアフターのお写真を毎回見ていただき、一度の施術でどこが変わったか、担当の歯科衛生士と一緒に確認していただくようにしています。

ぜひ、歯のお悩みは仙台つつじがおか歯科に何でもご相談下さい

お待ちしております。