フッ素の効果について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

先月に続き新型コロナウイルスがニュースで注目されていますね。

関東地方では感染経路が具体的に判明していないケースもあり

関西地方では医療機関での院内感染の報告もあるみたいですね。

オリンピックに大きな影響がなければいいのですが

早く収束の方向にすすんでほしいですね。

手洗い、うがいを徹底し、院内も換気と加湿をこまめに

おこない感染予防に努めていこうと思います。

 

さて今回はフッ素について説明していこうと思います。

まずフッ素の効果として挙げられるのが

1、エナメル質の強化

エナメル質の結晶を強固にして酸に溶けづらい構造に変化します。

2、再石灰化の促進

フッ素を多く取り込むことで初期むし歯の予防に効果的です。

3、酸の産出の抑制

フッ素がお口の中に行きとどく間に酸による脱灰を防ぎます。

とくに乳幼児は歯質が脆くむし歯になりやすいので

生えたての乳歯や永久歯にフッ素は効果的です。

乳歯が生えてくる生後6ヶ月から5歳頃

永久歯が生え揃う6歳から15歳頃がフッ素を特に

とりこみやすい時期だといわれています。

一方で成人になると

歯の弱った部分からむし歯になりやすいので

詰めもの、被せものの境目や歯の根が露出しているところには

フッ素のが効果的です。

最近では治療をおこなう前に予防をおこなうことが多く

この予防として推奨されているのがフッ素塗布です。

フッ素ケアの方法は主に3つあり

1、フッ素配合歯磨き粉によるブラッシング

ご家庭でできるケアのことで

フッ素配合の歯磨き粉でブラッシングをおこない

その後にフッ素ジェルを塗ってしあげていただく方法です。

2、フッ素洗口

保育園などで実施されているところも増えてきているみたいで

フッ化物洗口液で食後のむし歯予防をおこなう方法です。

週一回の洗口法と週五回の洗口法があり

継続することでより効果が得られやすくなります。

3、フッ素塗布

歯科医院でおこなう高濃度フッ素塗布のことで

衛生士による歯垢の染め出しをおこない

歯ブラシ指導を行った後に歯面清掃をおこない

最後にフッ素塗布でコーティングをおこないます。

ご家庭でおこなうフッ素濃度の約10倍のフッ素塗布で

予防を行います。

3ヶ月に1回を目安におこなっていきます。

フッ素の安全性も確認されているので

かかりつけ医を受診し予防から始めてみてはいかがですか?

なにかご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくお願いします。