歯の健康について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

4月も後半にはいり暖かい日が増えて過ごしやすくなりましたね。

4月は入学式や入社式が本来行なわれる時期ではあり

5月は大型連休が始まる行楽の時期ではありますが

今の時期は不要不急の外出は控える大事な時期でもあります。

1日でも早い収束を待ちたいと思います。

職場と自宅の往復の毎日の中で家の窓から桜を先週みることができ

気分がすこし和んだような気がします。

医療現場での様々な影響が懸念されていますが当院は感染対策をしっかりおこない

患者さんが安心して治療をうけていただける環境作りにつとめていますので

よろしくおねがいします。

さて今回は歯の健康について話をしていこうと思います。

今回説明するのはマウスピースが歯や歯肉にもたらす影響についてです。

まずマウスピースの目的についてですが一般的に歯ぎしり、食いしばりが起こる際に

用いるように想像されると思いますが

マウスピースの目的としては

1、歯のすり減りを防止

ギリギリと歯がすり合わさるグラインデイング

強く嚙みしめたり食いしばるクレンチング

歯をカチカチとすばやくあわせるタッピング

により前歯の先端、奥歯の咬頭がすりへることを防止します。

2、顎関節症の予防

強く噛みしめることにより顎に負担がかかることで

顎が痛くなったり、口があきずらくなったり、顎がカクカク音がなったりする

顎関節症の防止につながります。

3、補綴物の保存

詰め物、被せ物が欠けないように、外れてこないように補綴物の保護を

おこないます。

4、歯周組織の影響

歯に過大な力が加わることによって歯肉や歯槽骨にもダメージをおい

歯茎がやせたり歯の周りの骨が溶けて歯周病が進行する場合があるため

歯周組織を守る目的もあります。

5、頭痛、肩こりの防止

歯ぎしりの時に使われる筋肉は頭、首、肩へとつながっているため

肩がおもく感じたり、頭痛がおきることがあるため

その緊張をほぐす効果もあります。

このように歯の健康を守る目的の一つに

マウスピースを日常的に用いることがあります。

虫歯の治療、歯周病の治療が完了しても

その状態を維持するためには必要となることもあります。

無意識でおこなっているもしくは自覚症状がないため

近親者からの指摘でわかることが多いです。

かかりつけ医などで治療が完了した際に

一度相談するのもいいかと思います。

何かご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくおねがいします。