キシリトール製品の活かし方


皆さま、こんにちは!

仙台つつじがおか歯科の歯科衛生士の岩本です。

5月も下旬となり、今年もいよいよ暖かくなってきましたね。皆さまお元気でお過ごしでしょうか?

本日は、知っていそうで知らない『キシリトール製品』の使い方についてお話していきます!

キシリトールを使うとむし歯になりにくくなる?と言われますが、それにはいくつか理由があります。

まず、むし歯菌を直接減らす働きがあるためです。さらにむし歯菌が生成していた酸も減るため歯が溶けにくくなります。さらに、唾液が増えるガム状のキシリトール製品であれば、唾液の量が増えればさらに唾液のさまざまな歯を守る機能により、むし歯予防効果が高まります。

 

さて、当院では現在3種類のキシリトール製品を販売しております。

キシリトール製品はむし歯予防の効能を発揮するために条件があり、それを満たした製品を使うことが望ましいです。せっかく使っても、効果が出なければ勿体ないですので、正しく選びましょう!

選び方としては、

①キシリトール含有率が甘味料のうち50100%であること

②糖類(砂糖、水あめ、果糖、ブドウ糖など)や酸(果汁、クエン酸など)が入っていないこと

意外と①②両方を満たす製品は少ないので、慎重に選びましょう。

成分表示を見て、①は計算(キシリトールのg数÷炭水化物のg数×100でパーセンテージが出ます)、②は原材料一覧を確認しましょう。

もちろん当院で取り扱っているのは、その基準をクリアした製品だけですので安心して使っていただけます!

 

さらに、ご購入いただいてからの使用方法ということで、各製品の効果が得られる最低使用量を以下に記載します。

・ロッテ&オーラルケアの『歯科医院専売品のキシリトールガム』…1日最低4粒(11.3g

・ロッテの『キシリトールタブレットしまじろう』…1日最低6粒(1粒約0.85g

・コムネットの『歯医者さんのチョコレート』…1日最低5粒(1粒約1.0g

 

1510gのキシリトールを継続的に摂取するとむし歯の進行を抑制できると言われていますので、ここでは最低ラインの5gで計算してみました。

体質により、あまり摂取しすぎるとおなかがゆるくなる可能性もあります(120g〜と言われています)ので、慣れるまでは様子を見ながら少しずつ量を増やして行きましょう。

 

摂取のタイミングですが、飲食後すぐ〜歯磨き後すぐが最も良いとされています。

また、摂取の仕方として20分間ほどお口の中に置いておくと効果が高まりますので、

キシリトールタブレットやキシリトールチョコレートであればその間ずっと舐め続けることになりますので…少し退屈かもしれません。

ガムの方が飽きずに楽しめるかもしれませんね。先にお伝えした唾液分泌効果も期待できますので、ぜひガムを第一選択にお勧めしたいです。

 

こちらの大容量ボトルタイプは、お取り寄せ販売になりますので少し納期をいただきますが、製造したての物を毎回お渡しできます!いつでもお声掛け下さい(^ ^)