妊娠中の歯科治療について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

8月ものこりわずかとなりましたね。

お盆休みは仙台からでることなくあまり遠出をする事なく休養をとっていました。

ゴールデンウィークに続くステイホームになってしまいましたが

新しい生活スタイルとしてプラスに考えるようにしています。

新型コロナウィルスが収束したら毎年楽しみにしていた沖縄の恩納村での

スキューバダイビングがしたいと思っています。

第二波は7月後半にピークをむかえたと専門家に話がありましたが

引き続き感染対策には十分気をつけていこうと思います。

 

さて今回は前回に引き続き妊娠中の歯科治療についての注意事項について

説明していこうと思います。

妊娠中はホルモンバランスの影響により虫歯や歯周病になりやすくなります。

当院では安定期である16週以降の治療をすすめていますが

最近問い合わせが増えてきている質問について返答していこうと思います。

まずレントゲン撮影が可能かどうか

歯科のレントゲン撮影は腹部からも離れており防護エプロンの着用によって被曝量を

軽減することができお腹の赤ちゃんへの影響はほとんどありません。

どうしても心配な方は産婦人科の担当医および歯科のかかりつけ医と相談をおこない

線量が比較的少ないデンタルレントゲン撮影で部分的な撮影が可能です。

もちろん歯の全体像がうつるパノラマレントゲン撮影も胎児には影響は

ほとんどないといわれています。

次に麻酔が可能かどうか

妊娠中に歯科用の局所麻酔を使用しても胎児への危険性はほとんどないことが

報告されています。

虫歯治療や歯周治療などで疼痛を我慢して母子ともにストレスがかかることよりも

必要最小限の麻酔をおこなっても影響はでないと思われます。

ただ体調が優れないときに局所麻酔を使うことはあまりおすすめできないので

診療当日は体調管理をしっかりおこなうことが重要です。

最後に薬の服用が可能かどうか

歯科治療で用いる薬は鎮痛薬や抗生物質が挙げられ

そのほとんどは比較的安全に使用することはできます。

ただ妊娠初期や妊娠後期はなるべく服用はさけ

万が一服用する場合は事前に産婦人科の担当医との連絡で服用が可能かどうか

確認をとるのが一番です。

このように妊娠中のレントゲン撮影、歯科麻酔の使用、投薬の有無など

多く問い合わせがよせられる質問についての返答でしたが

それ以外に関しても何か妊娠中の歯のトラブルでお困りの方は

遠慮なくお問い合わせください。

よろしくおねがいします。