乳歯が抜けたあとについて

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

9月も後半にはいり朝と夜は肌寒く感じるようになりましたね。

みなさん体調管理の方はどうですか?

来月以降になるとインフルエンザにも注意しなければ

いけない季節となりますね。

全国で緊急事態宣言やまん延防止等重点措置も今月いっぱいで解除され

少しずつ経済活動も再開されるみたいですね。

なかなか県をまたぐ移動ができなかった分

行楽シーズンで遠出したい気持ち

趣味である野球観戦に出向きたい気持ちはありますが

感染状況をみながら慎重に行動していきたいと思います。

さて今回は乳歯が抜けたあとに永久歯がはえてこない場合に

おこなう治療について説明していこうと思います。

まずはレントゲン撮影をおこない永久歯の存在の有無と位置を

確認します。

歯肉のすぐ下にあり、もう少しではえてきそうな場合は

経過観察をおこない

歯肉のかなり下にあり、まだはえてくる兆しがない場合は

歯肉を開窓して永久歯の萌出を誘導することがあります。

また正常な位置にはえてくるのが難しい場合は

牽引で引っ張る方法もあります。

生え変わる年齢より早く乳歯が抜けてしまった場合は保隙装置をセットして

両隣りの歯が傾斜してのちの永久歯のスペースがうまらないように

あらかじめ防止をしておきます。

稀に乳歯が抜けたあとに永久歯が存在しない場合があります。

先天性欠如といって側切歯や第二小臼歯にみられます。

また歯と歯が乳歯どうしてくっついた癒合歯では後続永久歯の

欠如もみられることがあるので要注意です。

もしそのような場合があった時は補綴処置が必要になるため

ブリッジ、入れ歯、インプラント、矯正の中から選択する形となります。

6歳前後になってくると上下の乳歯のはえかわる年齢となるため

かかりつけ医がある場合はパノラマレントゲンを撮影して

後続永久歯の確認を事前におこなうのもいいかもしれません。

前歯と同時に6歳臼歯の成長の過程もみることができ

歯の発育をみるのには適切だとおもいます。

このように乳歯が抜けたあとに正常の永久歯がはえかわるのが

一般的ですが

6歳前後でまだ前歯の乳歯が動いてこない

6歳を過ぎても6歳臼歯の頭がみえない

他の同学年のお子さんにくらべて成長がおそいなど

ご不明な点があれば一度歯科を受診して適切な治療およびアドバイスを

うけるのをおすすめします。

なにかご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくお願いします。