開咬と過蓋咬合について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

新年の挨拶が遅くなりました。

あけましておめでとうございます。

2022年も皆さんのお口の健康のお手伝いができるように

頑張りますので仙台つつじがおか歯科をよろしくお願いいたします。

年末年始は家族とゆっくり過ごす時間がもて

子供と散歩をしたり公園に行ってみたり撮りためていたテレビ番組を観たりで

あっという間に過ぎた感じがします。

 

さて今回は開咬と過蓋咬合について説明していこうと思います。

皆さん奥歯を噛みしめて時に前歯が開いていたり、下の前歯が見えないくらい

上の前歯がかぶさったりしていませんか?

このお口の状態は開咬と過蓋咬合といった上顎と下顎の歯がしっかりと

噛み合っていない不正咬合の症状の一部です。

前歯と奥歯がバランス良く噛み合っていなければ

前歯で物をかみきる動きや奥歯で物をすりつぶす動き

本来の働きをすることができません。

では具体的に開咬とはどういった状態なのか

オープンバイトともよばれ

奥歯を噛みしめても前歯が噛み合わず上下に隙間が生じてしまう状態です。

前歯でうまく食べ物を噛みきれない

隙間に息漏れがおきて発音がうまくできない

お口の中が乾きやすく虫歯や歯肉炎の危険性が高くなる

奥歯の負担が大きくなり歯がすり減りやすくなる

といった悪い影響がおきる可能性があります。

原因としては

幼少期の指しゃぶりなどの習癖がある

鼻炎や扁桃腺肥大の影響で口呼吸の習癖がある

うまれもった骨格の影響が挙げられます。

 

次に過蓋咬合とはどういった状態なのか

下の前歯が上の前歯に隠れてしまっている噛み合わせが深い状態です。

奥歯に負担がかかりやすく詰め物や被せ物が欠けてしまう。

歯に詰め物や被せ物が将来入れる空間が厳しくなる

といった悪い影響がおきる可能性があります。

原因としては

歯ぎしりや食いしばりが強い場合

抜歯をおこないしばらく放置してしまっていた場合

遺伝の影響による場合が挙げられます。

 

いずれのケースも今後虫歯や歯周病にかかりやすく

歯を失う危険性が高くなり

将来的に顎関節症になることも予想されます。

現在では矯正治療によって歯並びや噛み合わせを

治療していくのが一般的になっています。

もし前述した開咬や過蓋咬合でお悩みの方はまずは

かかりつけ医を受診して必要があれば矯正歯科の紹介などを

うけてみてはどうでしょうか?

なにかご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくおねがいします。