歯周病が及ぼす全身疾患について

皆さんこんにちは!衛生士の小比類巻です。

あけましておめでとうございます🐯

私は年末年始を実家で過ごしました。雪が多く仙台とは気温も違いとても寒かったです❄️常に雪が降っていて雪だるまが作れそうなくらい1メートルくらいは積もってました☃️

さて、今回は歯周病が全身に及ぼす影響について詳しくお話します。

1、心臓疾患・脳血管疾患

〜狭心症・心筋梗塞〜

動脈硬化により心筋に血液を送る血管が狭くなったり、ふさがってしまい心筋に血液供給がなくなり死に至ることもある病気です🫀

動脈硬化は、不適切な食生活や運動不足、ストレスなどの生活習慣が要因とされていましたが、別の要因として歯周病原因菌などの細菌感染が原因とも言われています。

歯周病原因菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラークができ血液の通り道が細くなります。プラークがはがれて血の塊が出来ると、その場で血管がつまったり血管の細いところまでつまります。

〜脳梗塞〜

脳の血管のプラークがつまったり、頸動脈や心臓から血の塊やプラークが飛んできて脳血管がつまる病気です。歯周病の人はそうでない人の約2.8倍も脳梗塞になりやすいと言われています🧠💥

血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの方は、動脈疾患予防のためにも歯周病よ予防、治療はとても大切です!!

2、歯周病と糖尿病

歯周病の人890万人

歯周病の予備軍の人1320万人

合わせると2210万人と推定されていますが現在はもう少し多いかもしれません、、、😱

〜歯周病は糖尿病の合併症のひとつ〜

歯周病は糖尿病の合併症のひとつとも言われています。実際に糖尿病の人はそうでない人に比べて歯肉炎や歯周炎にかかっている人が多いそうです。さらに歯周病になると糖尿病の症状が悪化するという逆の関係も明らかになってきました。歯周病と糖尿病は切っても切り離せない関係にあります!!

〜歯周病菌は内毒素をまき散らす〜

内毒素とは、、細菌の細胞内に含まれる毒素のことで細菌が死滅しても毒は残ります🦠

歯周病菌は腫れた歯肉から容易に血管内に侵入し全身に回ります。血管に入った細菌は体の力で死滅しますが、歯周病菌の死骸の持つ内毒素は残り血糖値に悪影響を及ぼします。

〜全身の健康に歯科が出来ること〜

歯茎の炎症が全身に多く影響を与えることは最近の研究で明らかになってきています!!歯周病も糖尿病も生活習慣が原因のため毎日の食生活の見直し、歯周病を予防する事が全身の生活習慣病を予防することに繋がります!!

このように歯周病はひとつの病気です⚠️

お口の中だけでなく全身疾患とも深く関わっているのでご自身で行うセルフケア🪥もとても重要ですが歯科医院での検診そして歯周治療(プロケア)を行うことにより生活習慣も含め口腔ケア🦷も受けられるのでお困りのことがありましたらどんなことでもご相談ください🙇‍♀️🙇‍♀️