みなさんこんにちは!歯科衛生士の及川です🌼
あけましておめでとうございます🎍
新しい一年が始まりました☺️みなさんは今年はどんな年にしたいですか?去年出来なかったこともたくさんあると思います。わたしは今年こそ料理をがんばって、レパートリーを増やしたいです👩🍳まだまだ気をつけて生活しなければいけませんが、やりたいこと、目標を決めて良い一年にしましょう🐯!
さて、今回は咀嚼(噛むこと)についてのおはなしです📚
まず、咀嚼とはただ噛んでいることではありません。お口の中に食物を取り入れた後、歯、顎、舌、筋などの働きによって食物をくだき、すり潰し、唾液と混和し、のみこみやすい食塊にする一連の働きを言います。
さらにこのことによって私たちは味わうことができるのです。
よく噛むことにはのみこみやすくするだけでなくさまざまな効用があることが知られています🦷
『よく噛むことの効用』
①栄養素の吸収を助ける
②胃腸の働きを促進する
③食物本来の味がわかり、おいしく味わえる
④顎の骨や筋肉に刺激を与えて、正常な成長を発育を促進させる
幼児期から小児期によくかんで食事等をしていたかが、永久歯萌出の際のかみ合わせその後のむし歯、歯周病、顎関節症などへも影響してきす。
⑤唾液の分泌を促進する
唾液にもさまざまな効用があります。
⑥肥満の予防
よく噛んで食べると満腹中枢が刺激され、食物の摂取量が少なくなり、肥満予防、生活習慣病の予防にもつながります。
⑦脳の活性化
脳の血流量を増加させ、脳を活性化します。
車の運転中にガムを噛んで眠気を防止したり、スポーツ選手が集中力を高めるためにガムを噛んでいるのがその例です。また、認知力の低下を抑制できる可能性も示されています。
⑧その他
咀嚼機能を維持している高齢者は、そうでない高齢者と比較してバランス機能が高いことが報告されています。高齢者はバランス機能が低下して転倒しやすく、骨折などによりそのまま寝たきりになってしまうことも多いです。よく噛むことは寝たきりの予防や食事を楽しむことに繋がり、高齢者の自立やQOLを高めることにも繋がります。
このように、よくかむことは生涯にわたって私たちの健康の維持に大きな影響を与えています。しかし、最近ではかむことの重要性が忘れ去られ、食事中の噛む回数、噛む時間共に大幅に減少していることが分かっています。
よくかむことはとっても簡単な健康法のひとつです。みなさんももう一度かむことの大切を考え、毎日の食事をたのしんでください( ¨̮ )