フッ素と虫歯について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

1月後半にはいり新型コロナウイルスのオミクロン株の影響が全国ででていますね。

学校の臨時休校や職場での在宅ワークや保育園の休園など

日常生活を過ごす上でも我慢が強いられる辛い時期です。

3回目のワクチン接種の日程も前倒しの流れで進んでいるため

第6波のピークアウトが1日でも早く迎えられるように

辛抱強く感染対策を徹底していこうと思います。

2月の診療は2月9日が診療、2月11日が祝日のため休診となりますので

来院される際は気をつけてください。

さて今回はフッ素と虫歯について説明していこうと思います。

まずフッ素の効果のおさらいをしておくと

1、再石灰化で歯を修復

脱灰されたエナメル質をフッ素の効果で修復して

酸によって溶け出したカルシウムやリンを補います。

初期虫歯などにも効果的です。

2、エナメル質の強化

再石灰化をうながす際に歯の結晶を硬くして

酸によって溶けにくい構造に変化して歯を強くします。

3、虫歯菌の抑制

フッ素によって歯をコーティングすることで虫歯菌から

歯を守り酸の産出を低下させます。

とくに乳歯は歯質が弱く虫歯になりやすいため

はえてきた乳歯にはフッ素は非常に効果的です。

永久歯のはえてきた時期にも同様に効果があります。

また成人でも弱った歯は虫歯になりやすく

被せ物や詰め物の境目や歯の根は虫歯になりやすいため

フッ素をおすすめします。

ご家庭でできるケアの方法として挙げられるのは

フッ素配合の歯磨剤でのブラッシング

フッ素ジェルでのコーティングです。

歯科医院で取り扱うフッ素に比べて濃度が低いため

長期間、高頻度でおこなうのが望ましいです。

歯科医院でおこなうケアの方法として挙がられるのは

高濃度のフッ素を年に2回から4回ほど塗布していく

フッ素コーティングです。

ご家庭でおこなうケアと歯科医院でおこなうケアを併せておこなうことで

より予防効果を高めます。

最近では保育園を中心に食後のフッ化物洗口を推奨している

自治体もあります。

大人の在宅ワークになり間食が増えてきている傾向や

子供の食生活の変化がニュースで報じられている今

歯科での予防の重要性も注目されています。

現在お口のトラブルを抱えていなくても

定期的な検診をうけることでお口の健康を保ち

健康寿命を延ばしてみてはどうでしょうか。

何かご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくおねがいします。