フッ化物洗口について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

2月も後半になりましたね。

まだまだ寒い日が続いていますが皆さん体調は大丈夫ですか?

3月2日に私は3回目の新型コロナウイルスのワクチン接種を控えています。

接種後の倦怠感や発熱などの副反応がでないか少し心配です。

2月の行事といえば

北京オリンピックが開され、たくさんのアスリートに感動をもらいました。

スノーボードの平野選手の技の完成度や

スキージャンプの小林選手の飛距離や

スピードスケートの高木選手の滑りなど

毎日刺激をうけながら診療に励むことができました。

選手の皆さん本当にお疲れ様でした。

ゆっくり体と心を休めてくださいね。

さて今回はフッ化物洗口について説明していこうと思います。

まずフッ化物洗口とは永久歯の虫歯予防を目的に一定の濃度の

フッ化ナトリウムを含む水溶液でブクブクうがいをする方法です。

洗口方法は

1、歯をよく磨いて汚れを落とします。

2、全ての歯の表面に洗口液がいきわたるように30秒から1分間ブクブクうがいをします。

3、洗口液を吐き出し、その後30分間はうがいや飲食を控えます。

フッ化物洗口をおこなうことで

1、歯の表面の再石灰化を促進します。

2、虫歯菌の産出を抑えます。

3、歯の質を強化します。

最近では自治体でフッ化物洗口を推奨しているところが増えてきているため

虫歯の予防と歯の強化の面で私も積極的に導入してほしいと思います。

よくある質問でいつぐらいから始めたほうがいいのか?

の問い合わせがあります。

一般的にブクブクうがいができるようになった年齢から始めてもらって大丈夫です。

次にフッ化物洗口の危険性についてですが

一回分の洗口液を誤って飲み込んでも毒性について問題はありません。

管理は保育園の管理者によって小児の手の届かないところで

保管をお願いしています。

万が一、体調を崩してしまった場合は牛乳などカルシウムをあたえて

フッ素をフッ化カルシウムにして不活化します。

もし可能であればフッ化物洗口の他にもご自宅でのフッ素入りの歯磨剤の併用や

定期的にかかりつけ医を受診してフッ素塗布をおこなうことで予防効果が

さらに上がります。

4月からは入学式や学年がかわり歯科検診が実施されます。

春休みに一度かかりつけ医にてフッ素塗布をおこない

あらかじめお口の現状を知っておくのもいいかと思います。

フッ化物洗口のことでご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくおねがいします。