前歯の変色について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

6月に梅雨入りしたと思えば後半には梅雨明けで一気に

夏が到来しましたね。

連日30℃以上の猛暑日が続いていますが皆さん体調はお変わりないですか?

電力不足から節電が求められるこれからの時期ですが

エアコンをうまく利用しないと熱中症の危険がありますし

利用しすぎると電力不足に拍車がかかるためうまく考えながら

過ごす必要がありますね。

 

さて今回は前歯の変色について説明していこうと思います。

まず変色の原因で多いのが着色です。

お茶やコーヒーなどの飲み物や果物などの食べ物で

外側から変色する場合と

テトラサイクリン系のお薬を長期服用することで

内側から変色する場合があります。

外側からの着色は歯ブラシや衛生士が行うクリーニングで

除去をおこない

内側からの着色は歯の表面に詰め物や被せ物をすることで

修復していきます。

次に挙がられるのが虫歯です。

歯のエナメル質表面が脱灰する初期虫歯は白く

歯の象牙質まで脱灰する中程度虫歯は茶色く、黒くなります。

歯の神経まで到達する重度虫歯では褐色になり

初期虫歯であれば歯ブラシやフッ素塗布での予防が可能ですが

中程度虫歯であれば切削して歯科用プラスチックで修復をおこない

重度虫歯であれば歯の神経をとり被せ物で補綴をおこない

対応していきます。

さらに歯ぎしりや食いしばりなど生活習慣で

歯の表面のエナメル質がすり減ることで内部の象牙質が露出して

歯の先端が茶色くみえることがあります。

就寝時にマウスピースを装着して歯のすり減りを予防

また歯のすり減った部分を詰め物や被せ物で修復することもあります。

小児の場合で多くみられるのが

歯のエナメル質形成不全です。

歯の表面に白い斑点状のものがみられます。

主にフッ素塗布をおこない経過をみていきます。

最近ではみられることが少なくなりましたが

歯のフッ素症でも歯の表面に白い斑点がみられます。

幼少期に過剰にフッ素をとりこむことでおこる症状ですが

最近では市販で販売されている歯磨き粉も歯科医院で取り扱っている歯磨き粉も

安全性が確立しているため心配しすぎることはないと思います。

このように前歯の変色の原因では

大人では着色や虫歯が代表され

小児では歯のエナメル質形成不全などの遺伝的なものや

ぶつけたり、転んだりすることでおこる外傷が代表的です。

前歯の変色でお悩みに方は一度かかりつけ医で相談してみては

どうでしょうか?

ご不明な点があればお問い合わせください。