唾液のはたらき

こんにちは☀️歯科衛生士の及川です!

皆さんいかがお過ごしでしょうか?まだまだ暑い日が続きますが、朝晩の気温差もありますので、体調に気をつけてお過ごしください🍀

季節の変わり目、しっかり食事をとり元気に乗り切りましょう( ¨̮ )そのためにもお口の健康は大切です皆様の楽しい食事、健康をサポートできるよう私達も頑張って参ります🦷

さて、今回は私たちのお口の健康を維持するためには欠かせない『唾液』についてのおはなしです。

唾液について普段考えることはあまりないと思いますが、とっても大切な働きをしているのです。唾液は1日に1.01.5L、常に分泌されています。消化液として食べ物を消化するとともに飲み込みを助けてくれる働き、また、お口の中の粘膜や歯を保護する働きなどがあります。

①消化作用

 栄養素を分解する働きがあります

②潤滑作用

 食べ物を飲み込みやすいかたちにして、飲み込みをたすけてくれます。また、会話の際舌や唇の動きを円滑にする働きもあります。

③保護作用

 粘膜や歯を乾燥から守り、また、再石灰化にも役立っています。

④緩衝作用

 お口の中の酸性度を中和し、再石灰化作用を発揮します。

⑤再石灰化作用

 唾液中のカルシウムイオンとリン酸イオンが歯のエナメル質と結びつき、脱灰された歯の表面を修復してくれます。

⑥洗浄作用

 歯や粘膜に付着したものを洗浄する働きがあります。

⑦抗菌作用

 唾液中の酵素によって、細菌を溶解したり、増殖を抑えてくれます。

⑧その他

 味覚や粘膜の修復にも関わっています。

このように唾液にはお口の健康を守るためのさまざまな働きがあります。そのため唾液の分泌が欠乏してしまうと疾患のリスクが高まってしまいます。

例えば、唾液は保護作用、抗菌作用、抗脱灰作用などによって歯や粘膜の健康を保っているため、唾液が無くなってしまうと、虫歯や歯周病が多発することが知られています。

そのほかにも、粘膜が傷つきやすくなったり、細菌が増殖し、炎症や痛みが生じたり、味覚の感じ方にも影響してきます。

さて、私たちのお口の健康のために大切な唾液ですが、どうすれば分泌されやすくなるのでしょうか?

唾液の分泌を促すために、よく行われるのが、唾液を分泌してくれる唾液腺のマッサージです。唾液腺を刺激することで、分泌が促されます。舌や唇を大きく動かす訓練もあります。また、食事中よく噛むことも大切です!

中にはご病気や服用しているお薬の影響によって唾液の分泌が少ない方もいます。

ご心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください❁⃘*.゚