親知らずの抜歯について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

10月も終わり秋も深まりをみせていますね。

宮城では松島、秋保、蔵王の紅葉が見頃だとニュースで流れていました。

昨年は子供がまだ小さいため遠出を避けていましたが

もう少しで2歳を迎える息子もドライブに慣れてきたので

11月の休みの日には家族と紅葉巡りをしてみたいです。

この冬はインフルエンザがいつもより流行の兆しがあることと

新型コロナウイルスの第8波の懸念も心配されていますので

みなさん体調管理には十分気をつけていきましょう。

 

さて今回は親知らずの抜歯について説明していこうと思います。

まず親知らずとは一番奥にはえてくる歯のことで

10代後半から20代前半で完成することが多いです。

虫歯でも歯周病でもなく正常にはえている歯

上下の親知らず同士がしっかり噛み合っている状態

であれば本来抜歯をする必要はありません。

ただし最近の傾向から上の親知らずはまっすぐに生えるのに対し

下の親知らずは真横や斜めに生えることが多くなっています。

虫歯や歯周病になっている状態が続くと

歯の痛みや歯肉の腫れがでてきたり

手前の奥歯にもこの影響が及びます。

できるだけ早めに抜歯をおこない歯ブラシがしやすい環境を整えることをおすすめします。

真横や斜めにはえている親知らずは

虫歯や歯周病の進行に加えて手前の歯を圧迫しているため

歯並びや噛み合わせに影響がでてくることがあり

圧迫する力が強いことで顎関節症をひきおこす可能性があります。

抜歯をおすすめしますが

上の歯と比べ麻酔が奏功しずらくまた顎の中の下歯槽神経とも近いところにあるため

抜歯後の知覚鈍麻や知覚麻痺が起こる事が稀にあるため

事前にCT撮影をおこない神経と親知らずの位置を把握しておき

歯科口腔外科を紹介して専門医の先生にお願いをすることもあります。

年を重ねるにつれて周囲の骨が硬くなり麻酔も奏功しずらくなり

抜歯後の治癒の遅延もおこりやすく感染リスクも高くなるためなるべく若い時に

痛みや腫れが出る前に処置をおこなうのがいいです。

当院では主に紹介といった形をとっておりますので

年内に親知らずの抜歯を検討中に方は早めに声をかけてください。

 

このように年末年始にかけて仕事が多忙になったり

冬休みにはいり生活リズムが変わるタイミングで親知らずの痛みや腫れが

生じやすいので今お悩みの方、ご心配の方はかかりつけ医での受診および

相談をおねがいします。

よろしくおねがいします。