虫歯の大きさと治療法①

みなさん、こんにちは!
仙台つつじがおか歯科、歯科衛生士の近藤です。

だんだん暖かくなってきましたね😊
天気がいいので最近の休日は外に出ることが多くなりました!目的地をつくらず知らない場所を探検するのは、新しい発見があったり、デジタルデトックスにもなりスッキリした気分になれます🍃
桜も咲いているとのことで今度お花見に行きたいな〜と思ってます🌸

さて今回は、「虫歯の大きさとそれに伴う治療方法」についてお話しします。

まず、虫歯はどうやってできるか知っていますか?
口の中の細菌が食べ物の糖を餌にして増えていき、酸を作り出します。その酸で長時間にわたって歯が溶かされてしまうことを「脱灰」といいます。反対に、脱灰によって溶かされてしまった酸やカルシウムが再び歯に取り込まれ元に戻ることを「再石灰化」といいます。この「脱灰」と「再石灰化」の平衡バランスが崩れてしまい、「脱灰」が進んでしまうと虫歯になります。

下の図をご覧ください。


歯にはエナメル質、象牙質、歯髄があります。

どこまで虫歯が広がっているかでCo、C1、C2、C3、C4の5段階に分類されます。
大きさによって治療が異なるため、それぞれの進行段階や症状の出方、治療法について1つずつお話しします。

Co:CはCaries(虫歯)、OはObservation(観察)という意味で、「う蝕(虫歯)前病変」「要観察歯」ともいわれています。奥歯の溝の部分が褐色になっていたり、歯の表面にあるエナメル質が白濁(ホワイトスポット)といって白っぽくなっている状態です。
このとき、症状はほとんどありません。
治療法は、歯を削るまでではないため、歯科医院でフッ素を塗ったり、フッ素入りの歯磨き粉を使用して丁寧に磨きましょう。

C1:初期の虫歯です。歯の表面にあるエナメル質に見られる状態です。
症状は、ほとんどないか、わずかにしみる程度です。
治療法は、2つあります。
定期検診
→定期検診で広がりがないか経過をみるていきましょう。虫歯になった歯が元に戻ることはありませんが、進行を止めることはできます。C1では、無理に削らす、経過観察ができる段階であるた、少しでも長くご自身の歯で噛めるように歯磨きを丁寧に行いましょう。
CR(コンポジットレジン充填)
→虫歯を削り、白いレジンの材料を詰める治療が可能です。虫歯があるとそのうち痛くなってきてしまう…、いつの間にか広がって抜かなきゃいけなくなるのではないか…と不安に思う方も多いと思います。ご希望があれば、C1の段階でも治療は可能です。

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