口腔機能発達不全症について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

4月も後半になり今週末からは大型連休が始まりますね。

29日から始まり長く休暇だと7日まで9日間

のプランを立てている方もいるのではないでしょうか?

当院は4月29日30日5月3日4日5日が休診となるので

ご予約をいただく際は十分にお気をつけください。

休診期間に万が一に歯の事でお困りの方は

仙台福祉プラザ内の休日歯科診療所をご利用いただくよう

お願いします。

 

さて今回は口腔機能発達不全症について説明していこうと思います。

最近お子さんがお口をポカンと開けている時間が長いと感じたりしていませんか?

お口の周りの筋肉が十分に発達していないことにより

食べる、話す、呼吸するといった口腔機能が正常におこなえていないことを

いいます。

この状態が長期間続くことで

歯並びが出っ歯傾向になったり

うまく発音ができず聞き取りづらい言葉がでてきたり

口呼吸によって歯肉炎や虫歯の危険性が高くなったり

してきます。

口腔機能発達不全症の治療法において

まず比較的簡単にできる方法が

ガムを噛んだり、ストローでお水を飲んだり、遊びで風船を膨らませたり

することで自然にお口の周りの筋肉が鍛えられ改善が行われます。

また慣れてくると舌を上顎の裏につけるトレーニングをおこない

口の周り以外に舌の力もつけていきます。

動画サイトなどで公開されている中で『あいうべ体操』といった

お口を大きく『あー』『いー』『うー』『べー』と動かしていきます。

具体的には

1、『あー』とお口を大きく開き

2、『いー』とお口を真横に大きく広げ

3、『うー』とお口を強く前に突き出し

4、『べー』と舌を前に突き出す動きを

繰り返していきます。

1日10回から30回を目安におこなうことでお口の周りの筋肉を鍛えます。

お口がポカンとした状態が長期間になればなるほど

歯並びが悪くなり今後矯正治療の適応となる可能性がでて

呼吸がしずらくなり顎の成長に影響がでて

姿勢が悪くなることで全身にも影響がでて

顔の形が長くなるといった報告もあります。

いま現在お子さんのお口のことで前述した内容があてはまることがあれば

かかりつけ医を受診し適切な治療およびアドバイスをうけることを推奨します。

4月から6月にかけて歯科検診も実施されるためも項目の欄にチェックがはいることが

あれば是非あいうべ体操からおこなってみてください。

何かご不明な点があればお問い合わせください。

よろしくお願いします。