歯の構造について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

梅雨の時期が続いていますが皆さん体調お変わりないですか?

先日近所付き合いがあるご家族と我が家でホームパーティーをしました。

なかなか家族揃った集まりがなかったので会話に華もさき、あっという間に時間が過ぎた気がしました。

子供たちも大喜びだったので近いうちに第2弾を計画したいと思います。

さて今回は歯の構造について説明していこうと思います。

1、エナメル質

歯の表層を覆っている平均2ミリから3ミリの層で温かいものや冷たいものなど
歯がしみるのを守る役割があります。
また非常に固い層でもあるので食べ物全般を噛み砕く役割もあります。

C0やC1のような歯の表層の脱灰や歯の表層の虫歯の進行であれば痛みがでることは少なく
歯ブラシ指導やフッ素塗布で経過観察をおこなうか虫歯を切削して詰め物で修復処置をおこないます。

2、象牙質

エナメル質の下の層にありエナメル質よりも柔らかく硬いエナメル質の内側を柔らかい象牙質が
支えていることによって歯が丈夫に保たれています。
また冷たいものや温かいものがシミる痛覚がある組織です。

C2のような歯の表層から進んだ虫歯になってくると象牙質まで進行してくることで痛みが生じ
コンポジットレジンのような詰め物、インレーやアンレーのような型取りをおこない修復処置をおこないます。

3、神経

歯の栄養分となる組織であり歯の痛みや異常を知らせるためにあります。
歯に栄養や水分をあたえるために神経を一度とることでこの栄養が行き渡らなくなり
歯の変色をおこし褐色にみえたり、歯が割れやすくなり脆くなってしまい、
根の先に膿を作ってしまうこともあります。
歯の寿命も短くなる傾向にあるため神経の保護は重要です

C3のような神経にまで到達した虫歯になると激しい痛みと不快感が生じ
抜髄といった神経そのものをとり代わりの薬剤を充填したのち
被せ物で修復をおこないます。
C4まで進みますと残根状態のため歯を保存することが不可能で抜歯することになります。
C3とC4は歯にとっていい影響があるとはいえないため早めの治療と予防をおこなうことを
推奨します。

このように歯の構造はエナメル質や象牙質や歯髄で頭の部分は構成されています。
進行すればするほどのちに歯を保存することが難しく抜歯につながりますので
現在虫歯治療を行なっている方は今現在の自分の虫歯の進行について
改めてかかりつけ医との認識を共有をしてみてはどうでしょうか。

なにかご不明な点があればお問い合わせください。