シーラントでむし歯予防

こんにちは、事務局の阿部です。
今回はお子さんの柔らかい乳歯にはもちろん、大人の歯でも有効なシーラント治療についてご紹介してみたいと思います。

1. シーラントについて

シーラントとは、お子様の生えたばかりの乳歯や奥歯など、むし歯になりやすい箇所の溝をシーラント材で塞ぐ治療です。奥歯などは溝が複雑なため、歯ブラシでは磨ききれないこともあり、むし歯になりやすい箇所です。専用の素材で塞ぐことでむし歯を防ぎます。

2. シーラントのメリット・デメリットについて

シーラントにはフッ素が含まれているため、溝を塞ぐことでのむし歯予防効果と合わせ歯質を強くする効果も期待できます。また、予防のための治療には保険が使えない場合もありますが、シーラントは保険適用となっているため、大人になってからでもおすすめします。デメリットは、長期的に使用していると取れたりかけたりしている場合もあり、定期的にメンテナンスを行う必要があります。また、すでにむし歯になってしまった歯にはシーラント治療はできない場合もあるため、歯医者さんで訊いてみることをおすすめいたします。

3. シーラントを行うタイミング、年齢

4〜5歳ころの乳歯、6歳くらいに生えてくる臼歯、7〜8歳頃に生える永久歯の前歯、9〜12歳くらいに落ち着いてくる永久歯の奥歯など、順を追ってシーラントを行うことで、おとなになってからもむし歯になりにくい歯を保つことができます。しかし実際のタイミングは、歯科医師に確認、ご相談をすることをおすすめいたします。

4. シーラント治療の流れ

1. 歯のクリーニング・・・しっかり汚れ、菌を落とし、シーラントの定着をよくします。
2. 接着剤の塗布・・・歯にシーラントを接着させる専用の薬剤を歯に塗っていきます。
3. シーラント剤注入・・・歯の溝にシーラント剤を流し込み、光を当てて固めます。かみ合わせなどのチェックをして終わりです。
痛みもない治療のため、子供でも安心して施術を受けることができおすすめです。

5. シーラント施術後に気をつけること

注意が必要なのは、シーラントを受けたからと言ってむし歯にならないわけではないということです。しっかり歯磨きや定期的な歯医者さんでのメンテナンスを受けることで、シーラント治療をしたあともむし歯になりづらい歯を保つことができると思います。

4.まとめ

施術タイミングは子供の例を紹介しましたが、大人になってからでも十分むし歯予防に有効で、保険適用治療のためおすすめです。何歳になっても自分の歯で美味しい食事を楽しめるよう、歯医者さんでのメンテナンスをおすすめいたします。