楽しく年末年始を迎えるために

こんにちは♪、仙台つつじがおか歯科の歯科衛生士、越久村です。

もう、年末年始ですね。皆さん、お忙しく過ごされている事と思います。

お正月も、もう少しですね。お正月にはお餅を食べる機会があると思います。

お雑煮におしるこ、きな粉餅に磯辺焼き…お餅料理はどれもおいしいですが、歯にくっつくのが気になるという人もいるのでは?また、「お餅を食べていたら歯の詰め物が取れてしまった」という話を聞くことがあります。
普通はお餅を食べるだけで詰め物が取れることはないのですが、年数が経過して詰め物や接着剤が劣化していたり、むし歯などで詰め物と歯に隙間ができてしまったりすると起こる事が多いです。

では、もし詰め物が取れてしまったら、どう対処したらいいのでしょうか?

まず、取れた詰め物は捨ててしまわず、洗って清潔な容器に入れ、変形しないように保管しましょう。状態によって、取れた詰め物をそのまま入れ直すことができる場合もあります。粉砕されているといった状態でなければ、保管して受診時に持ってきて下さい。

そして、できるだけ早くかかりつけの歯科医院に行くことが大切です。取れてしまったところは、象牙質が露出していたりしてむし歯になりやすい部位です。特に痛みなどがなくても、できるだけ早く歯科を受診しましょう。

受診するまでの間にやらない方がいいこともあります。

●硬い食べ物を食べる
歯が欠けたり割れたりすることがあるため、硬い食べ物は避けましょう。また、できるだけ詰め物が取れた歯を使わないように食事をしましょう。

●熱いもの、冷たいものの飲食
しみたり痛みを感じることがあるので、熱いものや冷たいものは控えましょう。

●自分で接着剤でつけてしまう
歯や詰め物の状態を把握せず、歯科用でない接着剤を使用して元に戻してしまうのは、歯や詰め物を傷めてしまったり、むし歯や歯ぐきの炎症を引き起こすことにもなりますのでやめましょう。

●自己判断で捨ててしまう
そのまま再度装着できる場合もありますので、外れてしまった詰め物はとっておいて受診時に持っていくようにしましょう。

⚫︎詰め物が取れた歯は出来るだけ使わない

詰め物が取れた歯は非常に脆い状態にあります。

硬いものをその歯で噛んだりすると歯が欠けたり割れたりする可能性もありますので

出来るだけ詰め物がとれた歯に負担をかけないように、その歯は使わないようにして下さい。

⚫︎熱いものや冷たいものの飲食をできるだけ控える。

詰め物が取れた歯は、歯の一番表面にある、硬いエナメル質に覆われていないため、

その下の象牙質が刺激を直接受けてしまいます。

そのため、熱いものや冷たいものを飲食するとしみたり、痛みを感じてしまうこともあります。

出来るだけ熱いもの、冷たいものは控えて、飲食の際は反対側の歯を使うようにしましょう。

それでは良いお年を。