虫歯になりやすい環境について

こんにちは。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

今月13日に仙台市で花火大会がありましたね。

天候にも恵まれて無事開催されて夏の風物詩のひとつでもあるため

診療終わりに少しだけ観覧してから帰りました。

夏休みも始まりこれからどんどん夏ならではのイベントもあり

楽しみも増えていきそうですね。

当院は8月11日(日)から16日(金)までお盆休みになりますので

ご理解のほどよろしくお願いします。

8月17日(土)より通常診療に戻ります。

 

さて今回は虫歯になりやすい環境について説明していきます。

まず虫歯のなる仕組みとは

食べ物を摂取するとお口の中の歯垢の中にいる虫歯菌いわゆるミュータンス菌が

糖分を分解して酸を作り出します。この酸によって歯の表面が脱灰して

その状態が長く続くことで虫歯となります。

歯は食事のたびに溶かされて歯の表面のミネラル成分が流れ出ているのです。

 

ただ脱灰した歯は唾液の働きのひとつでもある緩衝能によって時間の経過とともに

再石灰化がおこり修復が行われます。

この唾液の量や緩衝能には個人差があり唾液量が多いほど緩衝能が強いほど

虫歯になりにくい環境となります。

お口の中は虫歯菌が作り出した酸によって酸性となりこの状態が長く続くことで

歯が脱灰し結果虫歯となります。

唾液に働きによってお口の中を酸性から中性に戻し歯の脱灰を防ぎ

再石灰化を促します。

 

最近唾液の働きが注目されていて

唾液の減少によりお口の中が乾きやすくなる、お口の中がネバネバする、

虫歯、歯周病、口臭の原因となります。

原因として挙げられるのが

加齢、薬の副作用、ストレス、不規則な生活、喫煙などがあり

唾液の分泌量を増やすことで予防につながります。

具体的には

キシリトールガムを噛むこと、食事の際にはよく咀嚼すること

こまめに水分補給をすること、口呼吸を改善すること、

唾液線のマッサージや舌運動、ストレスの軽減が挙げられ

ブラッシングや歯垢歯石除去以外に唾液の働きが

虫歯や歯周病の予防につながりがります。

お口の環境を整えることで体の健康について今一度考えてみてはどうでしょうか。

当院では唾液の中に含まれている菌などを

患者さんごとに数値化して検査してお伝えするようにしています。

いま現在お口のことでお困りやお悩みの方は一度ご相談ください。

よろしくおねがいします。