フッ素

みなさんこんにちは、歯科衛生士の小野寺です。

今年の夏ももうそろそろで終わりですね☀️
みなさんはどんな夏を過ごしましたでしょうか?

当院では8/11から8/16までのお盆休みをいただきましたが、私はお休みの間は実家に帰省して充実した休暇が過ごせました😊😊
普段は一人暮らしをしている分、やっぱり家族と会話をして過ごすととても賑やかで楽しかったです!

まだ暑さは続きそうですが、涼しくなるのが待ち遠しいですね🍂

今回はフッ素について説明していきたいと思います。

フッ素とは、身近なむし歯予防ができるお薬のことです。みなさんはフッ素と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?

もしかすると、体に有害なイメージを持っている方もいるかもしれません😵

例えば急性的な中毒ですと、下痢や嘔吐を起こします。慢性的な中毒になると歯が不透明な白色が斑にでる“歯のフッ素症”があらわれます。
この歯のフッ素症は、歯が作られる段階に形成に必要なフッ素を多量に摂取することによって引き起こされます。

しかし、一度に多量のフッ素を取り込まない限りはむし歯予防に効果があるんです。

まず、フッ素のむし歯予防のいくつかの方法についてお話します🦷✨

◆フッ素洗口
フッ素の洗口はお家でできる方法です。フッ素の粉末を水道水で溶かした液で適量をブクブクうがいをします。液のため歯の隅々まで届くのが利点ですが、ブクブクうがいができない方やお子様には注意が必要な方法です。

唾液の分泌が減る睡眠前にフッ素洗口をすると効果が実感できるかもしれません

◆フッ素塗布
フッ素塗布に使うフッ素の種類にはいくつかあり、ジェルや液体のものがあります。この方法は高い効果が期待できますが高濃度のため誤飲によるフッ素中毒に注意が必要なため歯科医院で行うのが一般的です。

定期的に継続して塗布を行うことで効果が現れます。

◆フッ素入り歯磨き粉
フッ素が含まれる歯磨き粉でのセルフケアです。子供から大人まで、ご自宅で誰でもできる方法です。
基本的にフッ素濃度が1000ppmのものは、6才以上であればお子様も使うことが可能です。それ以下のお子様であれば1000ppm以下の歯磨き粉の使用がおすすめです。

また、歯磨きを始めたばかりのお子様である場合はフッ素濃度が500ppmで、切った爪程度のほんの少しの歯磨き粉の使用が推奨されています。

 

どうだったでしょうか?
フッ素によるむし歯予防の方法は他にもいくつかありますが、特に一般的に知られている方法についてご紹介させていただきました。

フッ素は子供の頃からむし歯にならない強い歯にするためにとてもおすすめですが、これは一つの予防方法であるため、みなさん一人ひとりの歯ブラシを中心としたセルフケアがお口の健康を守るためには大事です🦷✨

普段からの歯磨きに合わせて上手くフッ素を併用することでその効果が現れます。
なかなか実感のしにくさはあるかもしれませんが、ぜひフッ素でのむし歯予防をしてみてください!