小児の歯並びについて

こんちには。

仙台市宮城野区仙台つつじがおか歯科の院長の脇川です。

今プロ野球では日本シリーズ、メジャーリーグではワールドシリーズが開催されています。

それぞれ放送される時間帯が違うため診療前にワールドシリーズ、診療後に日本シリーズの速報を確認するのが日課になっています。

子供が成長するにつれて何かスポーツに打ち込める環境を自分が作ってあげれたらなと最近思うようになりました。

結果はでなくても何か一つに打ち込めるものを

子供が見つけてくれると嬉しいです。

さて今回は小児の歯並びについて説明していこうと思います。

まずは開咬から

上下の前歯がお口を閉じた時に接することなく開いた状態を表します。

奥歯に負担がかかりやすく咬耗や摩耗がおこり進行すると成人した時に顎関節症になりやすくなります。

前歯ではお口が乾燥しやすくなるため歯肉炎により歯肉の発赤や腫脹、空気が漏れることによる発音や構音に影響が、歯の着色がつきやすく虫歯になりやすい環境になります。

口呼吸が原因とされているため鼻呼吸ができるように耳鼻科を受診したり口テープを貼り鼻呼吸を意識させるようにしていきましょう。

あわせて矯正歯科と連携をとり歯並びを正常に治す方法もあるのでご相談ください。

次に叢生です。

歯と歯が重なりあったり不揃いになる歯並びを表します。

通常のブラッシングでは汚れをとりきることが難しく特に歯が重なりあっているところは細菌の温床となり虫歯、歯肉炎の原因となります。

仕上げ磨きで歯と歯の間、デンタルフロスでさらに仕上げをしてあげることで予防します。

永久歯が生え揃う前に行う一期治療や永久歯が生え揃った後に行う二期治療で歯並びを矯正することでブラッシングしやすい環境を整えていきます。歯の成長や顎の成長に合わせておこなうため矯正歯科との相談から始めていきます。

このように最近の小児では開咬や叢生の症例をみる機会が増えてきました。遺伝的な要素や生活環境や食生活の変化など色々な原因が挙げられるため乳歯と永久歯がはえかわる6歳から7歳あたり永久歯が全て生え揃う12歳から13歳にかけて歯並びが気になることがあればまずは歯科を受診し原因ならびに予防、治療を検討してみてはどうでしょうか?

矯正まで考えていなくても最近では一般歯科でも導入されてきている矯正前治療のプレオルソから始めてみるのもいいと思います。

何かご不明点、ご質問などがあればお問い合わせください。