歯の妖精🧚

こんにちは、歯科衛生士の小野寺です。

さて。今回は誰もが経験したことがある乳歯(子供の歯)についてのお話しです👶🏻🦷

みなさんは抜けた子供の歯はどうされていますか?どこかにとっておいている人もいれば、もしかすると床下や屋根の上に投げた人もいるのではないでしょうか?😳

上の子供の歯は床下へ、下の子供の歯は屋根の上へなげると良いと聞いたことがあると思いますが、なぜそうするのか知っていますか?

上の子供の歯を下へ、下の子供の歯を上へ投げることでその方向に大人の歯が健康に生えてきますようにといった思いが込められているそうです。また、屋根や床下にいる歯が特徴的なネズミ🐭にあやかり、「ネズミの歯のように強くなれ」や「ネズミの歯と変われ」と声をかけて投げることもあるそうです🏠

海外ではどうでしょうか?

アメリカなどではトゥースフェアリーといった歯の妖精の言い伝えがあるようです🦷🧚
アメリカは生活に密着した妖精として親しまれており子供の乳歯が抜けたとき、その歯を袋に入れ枕の下に置いて眠ると、トゥースフェアリー(歯の妖精)が抜けた歯を集めにやってきてコインを置いていく。というお話があるようです。

しかし、トゥースフェアリーは“健康な白い歯“だけを集めにくるため、むし歯のある子のお家には来てくれないようです😣

そこでアメリカでは「歯を磨かないと妖精が来てくれないよ」と子供に言い聞かせながら、毎日歯を磨かせているそうです。

サンタさんの存在のように、妖精が本当にいると信じて毎日しっかりと歯磨きしている子には、トゥースフェアリー(歯の妖精)がやってきてくれるかもしれません😆😆

ここで、子供の歯の機能についてお話を続けていきたいと思います!

子供の歯には、「しっかり発音できる正しい舌の動かし方を覚える」ことや「永久歯が生える道しるべになる」など、食べ物を噛む以外にも大事な役割があるといわれています。

子供の歯がむし歯になったり、なくなってしまうとことで、発音がしにくい・舌がうまく動かせない・永久歯が正しい位置に生えずに歯並びが悪くなってしまう場合があります😵😵

また、永久歯の歯並びが悪いと歯ブラシで磨きにくい部分が多くなります。その結果、大人になってからももむし歯ができやすいお口の環境になる可能性が高くなってしまうんです😢

子供の歯は生え変わるからむし歯になっても大丈夫!と思いがちですが、子どもから大人に成長するためにとても大事な歯です🦷✨

大人の歯を守るためにも、子供の歯の頃からの予防が大切です。むし歯予防のためには”フッ素”が有効的で、フッ素を歯の表面に塗ることによって歯を丈夫にしてむし歯から歯を守りましょう!

生え変わらない大人の歯を守るためにも、子供の歯のむし歯は放っておかずにむし歯予防やむし歯の治療をして、お口の健康を守っていきましょう!😊😊